今日は一日、舞台照明プランを考えてました。学校で!えっ、そんなの許されるのか?許されるのです、今回の場合。何故なら、2月3日(土)に行われる生徒活動発表会:『来て!見て!元気・置農!!』の舞台照明だからです。力入ってますからね。校長直々の発案で、二年越しで実現した企画ですから。
今、農業高校は大変なんですよ。なんたって、政治家や財界は農業つぶしにやっきだし、親はまるで自信を失って農家の後継ぐなって長男に当たり散らす時代ですから。ちょっとでも油断すると定員割れ、それ、統廃合っていう崖っぷちに立たされてるわけですよ。だからみんな生き残りのために必死です。様々な生徒の活動で成果を上げるだけじゃダメ。それを地域や中学校にアピールしなけりゃ意味がない。ってわけで、この発表会になったわけ。ですから、ある者はポスター作りにかかり切り、ある者は発表の稽古に没頭、そして、我が演劇部はと言えば、15分間のダンス&コントの創作舞台と、当日の裏方一切取り仕切ることになってます。
で、私は創作舞台の制作と全体の照明プランの立案を仰せつかったということなんですね。本番は、午後1時から4時までの3時間。フレンドリープラザを借りているのは一日だけ。つまり、客入れの12時半までに仕込みとリハーサルすべてを終わらせなくちゃならないわけで、これは、もう、生徒じゃないけど、『無理!』のひと言。だから、照明なんて、適当に点けときゃいいんだよ、とは絶対に行かないのが、困りものの私なんです。
たった15分の舞台でも、あっ、そうそう、吹奏楽部の演奏もあるので30分かな、せっかくホールの照明いじれるなら、目一杯やっちゃおうと、考えること5時間。どうにか、仕込み図だけは完成させました。明日はフェーダー表作って、照明の当たり図書いて、う~ん明日も一日、照明でくれるなぁ。いいのかぁ?授業の方は。
それにしても、照明ってほんと、楽しいんですよ。頭の中で舞台上の各シーンを思い浮かべながら、上から横から斜めから光を当てて、役者達を浮き立たせていく。すべて頭の中の作業ですからね、自分の想像力がずばり試されます。まっ、私は専門的な教育を受けたわけでなし、まったくの見よう見まねなので、作れる明かりなんて、たかが知れてますけど、でも、思い描いた照明プランが予想通り、いいや、それ以上に舞台を輝かした時なんか、もう、嬉しくて叫びたくなります。舞台の稽古でさえ、照明が作業灯から舞台照明に変わった途端に、おおー!って感じですからね。もし、許されるものなら、本格的な照明の勉強をしてみたいって、心から思ってます。
と、いうことで、今回のプランは吹奏楽部には2曲別々の明かりを、そして、演劇部にはダンス+コント5本=6種類の明かりを作ってしまいました。ああ、だめだ!照明担当のミカの恨めし顔が浮かんできた。