畑はすでに一面の雪、山芋掘り、なんてもはや昔?のお話しだけど、せっかく書いてあったので、上げさせてもらおう。
旬の記事しか読まねえぞ、って人は、どうぞスルーってことで。
昨日は、雨降りそうな雲行きになって、はい、中断!
なんだよ、だらしない。あと2時間も頑張りゃ、いえいえさらに2時間も!むりでしょ、そんな。
今日の予報は曇り、気温はやや高め、だったらやるよ、西風ビュービューだって。
あと2メートルほどなんだ、発掘作業。防寒着の上にさらに雨具を重ね着して、いざ。
見当たるかなぁ、山芋の鉱脈?昨日と一昨日で、2キロほど、地上部が旺盛に育ってた割には寂しい収穫。今日も大したことないぜ、って掘り進んだら、
おっ、この突起は?芋の先端部分じゃねえか?
一気に精密土除け作業に転換だ。
土から突き出した芋の蔓、その周囲をそっとそっと掘り広げていく。地中の芋はどんな形でどっちに伸びているかわからないから、どこまでも、そっとそっと手探りだ。
時折ショベルを差し込んだり、周囲の土をスコップで突き崩したりしながら、芋本体を徐々にあらわにして行く。
どうやら、ここは手のひら形の芋らしい、地下深くなるほど広がっていて、・・
わっ、いかん、折れちまった!
なんだよ、こっちに広がってるのかよ、ならそうと、なんか気配見せろよ、って無理な要求だな。
丁寧に、一掻きずつ。焦るなよ、苛立つなよ。半分現れたんじゃねえか?
優しく、撫でるように動かしてみる。おっ、ちょっと動いたぞ、も少しだ。が、ここからが勝負なんだ。周囲の土を削り落とし、その土をショベルで少しずつ掻き出して行く。よしっ、動いた、全体を持って、揺すりながら引っ張り出す。
やつたぜ、大物だ。こんなの取れりゃ、西風に吹き晒されて頑張った甲斐ありってもんだぜ。
途中で折ってしまった芋も2本ほどあったが、その後も根気よく作業を続けて、おうおぅ、見事な収穫だぜ。
3日分すべて合わせれば10キロ近く掘り上げた。
よし、ここまで掘り上げられれば、もう後は諦めたっていい。
山芋は土の中で冬越しして来年さらに大きく成長するんだ。もう、この跪きの姿勢は真っ平さ。
それより、明日は雨から雪に変わるかもしれないってことだし、午後は思い切ってボカシも積んしまおう。そこまで終われば、冬支度はすべて終了だ。
気乗りのしない作業は、気分上がったところで、一気、一気!
畑から土、小屋から有機肥料と米ぬかを旧鶏舎に運んで、交互に積んでは水を撒き、丁寧に掻き混ぜて、さらには、・・三度繰り返して出来上がり、冬の間に5回ほど切り返せば、来春、稲の種蒔き用のボカシ肥え出来上がりだぜ。
よしっ、今日も元気だ、一日働いた、って、半日だろうが!