支持する政党を選ぶ、って言ったら、まず、自分の主張や要望を変え得てくれそうな党を選ぶよね、フツウ。
手取りを増やしてくれ、って掲げた国民民主がブレイクしたり、いや、消費税の廃止でしょ、のれいわ新選組とか、あるいは、政権交代を実現して欲しい!だから立憲民主とか、身を切る?改革に賛同、で維新とか。
あっ、今から各政党の主張・公約が果たせてるかどうかを検討しようってのじゃないから。
有権者は、政党を選んでる!ってこと。熱烈支持だろうと仕方なくだろうとおお付き合いだろうと。レストランでメニューから注文品選ぶみたいに、これがフツウの政党と支持者の関係だ。でも、
これ以外にも関わり方ってあるよな、って話しをしたいのさ。どんな関係?
党から学ぶ!
おっと、党員になって党の綱領を一から学ぶ、なんてお堅く七面倒くさい話じゃないぜ。もっと、緩く、寄り添いながら、あっ、そういうことだったのね!なるほどそうだったのか!って社会の見方や向き合い方を、支持する政党の方針や行動や声明から学んでいく、そういった両者の関係性があるってことだ。注文の多い料理店?で、
れいわ新選組なんだなぁ、支持者を新しい発見に導いてくれてるのは。党に興味を持った者たちをさらに広い世界観へと導いてくれる。
少なくとも俺の場合は。
れいわって言ったら消費税の廃止から入るよな、ある意味間口一つてでとても狭い。でも、そこから掘り下げていくと、国は積極財政で経済を上昇させ得るってことをグラフの提示や参考書物などから教えてもらえる。
経済ならば長谷川ういこさんだが、彼女が訳に関わった『黒い匣』ヤニス・バルファキス著。
通貨発行権を持たなかったギリシャの悲劇から独自通貨を持つ日本の強味を教えてもらえた。
先の衆議院選挙でれいわに加わった伊勢崎賢治さん、世界各地の紛争の解決人としてとびきりの活躍をしてきた人だが、彼の数々の著作や
講演活動を通して、日米地位協定のいびつさとか防衛の基本、平和外交の意義などを知らせてもらった。
すでに参議院で活躍している木村英子、舩後靖彦、天畠大輔の三氏には、障害を持つ人たちがこの社会で暮らして行くことの厳しさとその解決策の方向性に気付かせてもらった。俺自身の中にある優生思想的傾向についても。
前回の参議院選では残念ながら落選したが、キム・テヨンさんからは在日韓国人、ただし国籍は日本、の国政参加の必要性を伝えてもらった。
なっ、幅広い気づきを与えてくれるだろ、れいわ新選組って。
中でも大きかったのは、ウクライナやパレスチナをどうとらえるかだったな。
白状するが、ロシアのウクライナ侵略の際、民主国家ウクライナを守れ、って世間の多数意見に手もなく流されていたのさ。その時はれいわ新選組がウクライナ支持を表明しないことに不満だったりした。
でも、両国の関係はそれほど単純なものではない、複雑な前史ってものがある、だから、まずは停戦だ!ってことを伊勢崎さんや山本太郎から突きつけられて気が付いた。
イスラエルのガザ、レバノン攻撃は明確にジェノサイドだってことも早々と確信させてもらった。
こんな風に、世界や日本の様々な現代的課題にしっかりとした見方、対処の姿勢を提示してくれてる政党って他にあるだろうか?
有権者はお客様?票いただくためにすり寄り、揉み手、あの手この手で手なずける、で、当選しちまえばこっちのもの、あと勝手のやりたい放題、それが他党、特に自民、公明、さらには維新、国民だろ。
この社会の、この日本をあるべき姿、それに向かって進むべき道を指示してくれるどころか、危い方向へ引きずり込む気満々だもの。
そこ行くとれいわ新選組は違う。
事件が発生したり、法案が強行されたりするたびに、即座に丁寧な反論を表明して、党としての姿勢を明確にする。それを読んで、支持者たちは物事の本質を理解する。
国会では体を張って、ことの理非を主張して行く。
それを見て、支持者は多くの問題について学んでいく。ほったらかしの能登の現状、出入国管理のでたらめな実態、生活難にあえぐ庶民の生活・・・
そう、党から、いろんな形での発信を通して、様々な問題を学んでいくっていうことなのさ。