芝居に必須の三つのものは?役者と場所(ステージ)と、なに?って質問したんだ挨拶の中で。
そう、答えは、観客!小学生がしっかり答えてくれた、凄い!
観客の質っていうか、心構えっていうか、ほんと大切!どんなに面白いもんでも、気持ち落ち込んでたら楽しめないし、最初から馬鹿にしてるものなら素直に感動できっこない。いや、それでも無理矢理引きつけるって芝居もないわけじゃないけど、まあ、稀だよな、プロだとしたって。
まして、高校生の演劇だ。観客の気の持ちようは、もろ響くよな。
で、今日の公演だ。観客は犬川小学校の児童100人弱。いやぁぁぁ、いい観客だったな。もう、最初から楽しみにしてくれてんだもの。絶対、面白いからって食い入るように見つめてくれてんだもん。
犬川小学校は今回で3年連続の上演なんだ。上演前の挨拶で聞いてみた。去年のミュージカル、覚えてる人?上級生のほぼ全員の手が上がった。面白かった人?これまたほぼ全員。ね、こうだもの。だから、今回も待ちに待ってくれていたんだ。ありがとう!
だから、もう、暖かいよね。盛り上がるよね。笑い起こるよね。これまで3回の公演では笑いが起きなかったシーンやせりふでもあっちゃこっちゃで笑いが巻き起こった。客席とのやりとりでももううるさいくらいの反応だ。これまでそんな経験してなかったので役者の方がどうしていいかわからず、観客の声に消されてるのに構わず進めてしまう、なんて失敗をしてしまったくらいだった。
改めて、芝居は役者と観客が作るもの。実感!アイドルや人気役者の舞台だって、こういう要素はきっと大きいと思う。とすると、こういう待っててくれる観客を、つまりファンをどんだけ作るかってことなんだよな。置農演劇部子どもミュージカルはどうやらこういうありがたい観客を作りつつあるってこと。
で、菜の花座は?