ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

食育子どもミュージカル:三度目の正直

2010-05-15 20:37:17 | 演劇

 初演と二回目公演がひどかったからね、今度はきちんと仕上げなくちゃ!って、定期公演そっちのけで一週間びっちり直しを入れた。その成果は確実にあったようで、今日の舞台はスピード感と集中力に満ちた良い舞台になった。

 一人一人が役を掴みかけてるってことが大きい。自信を持って演じているので、声も大きくなったし、動きを滑らかになった。全部のシーンが生き生きと生まれ変わったってわけではないけど、歌とダンスとラストシーンは確実によくなった。

 新しく仕込んだギャグも、まあ、受けたし、前回しらけただじゃれネタも笑ってもらえた。やっとこの台本の面白さが浮かび上がって来ているって感じだね。どうやらお客さんに見てもらえるステージに仕上がってきたってところかな。

 せりふを削りに削って、15分近く短縮したのも効果的だった。子どもたち相手だと、やはり1時間程度がベストなんだよな。まして、6月と8月には幼稚園児対象の公演も予定されているしね。

 と、まあ、収穫の多かった米沢市愛宕コミュニティセンターでの公演だったけど、一番大きい収穫は、公民館の狭いホール、中途半端なステージでもなんとか工夫して装置も立て込み、演技も終了できたってことかな。

 このごろは敢えて事前の下見をしないことにしている?ただめんどくさいだけか?ので、公演会場見てからが勝負だ。決断に次ぐ決断。部員たちには立て込みの準備をさせながら、僕は必死で考え抜く。まさに臨機応変!そのものだ。装置を横に並べられない狭さをパネルを斜め置きしてしのいだ。その分袖を前に出したので、舞台そのものに奥行きが出て、なかなか悪くないものになった。決め手の隠し幕落ちも上手く行って、よし!これでどんなとこでも出来るぞ!って自信つかんだね。

 今回3度目の公演。これから先その6倍以上の公演が待っている。一つ一つの公演が確実にレベルアップの舞台になるよう大切に取り組んで行こう。

 

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