ステージおきたま

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どうにか最優秀:高校演劇置賜地区大会

2012-09-17 19:00:11 | 演劇
 置農『壁20XX』、地区大会最優秀。これで3年連続の地区最優秀だ。今年の場合、参加4校で県大会出場は3校と、これまでにない広き門だったから、目標はあくまで一位通過。それも過去2年続いているとなると3年生のプレッシャーは相当なものだったと思う。

 装置、音響、転換のスタッフワーク、演技、台本どれをとってもトップにふさわしかったんじゃないかな。ただ、役者について言うと、他の3校はなかなか良かった。どこもみな声がしっかり出ていて、台詞のやりとりも確かだった。しかも1年生!来年はかなり気を引き締めて掛からないと、厳しいな、きっと。

 審査員の近江先生からは貴重なご指摘をたくさんいただいた。さらに上位を目指して欲しいとの愛のムチと受け止めた。中では、婆さんたちの扱いとラストシーンの意味づけなどもう一度白紙に戻して考えてみる必要があると感じた。台本も書き直しだな。

 技術的な問題としてはMEの音量と台詞との関係、これはもっともっと稽古するしかない。舞台上にいる役者たちの反応の鈍さも指摘された。これはもう、何度注意したことだろう。他の人の台詞を登場人物として聞くことができない。自分の台詞が有る時にしか役になりきれない。これは、置農演劇部員の致命的欠陥だ。いろんな原因が考えられるが、集中力の無さ、芝居に対する理解力の不足、場の雰囲気を感じ取る力の欠如、役者としての自覚の無さ、こういったことだろう。この部分を直さないと、結局また県大会止まりに終わるだろう。

 多くの課題が見えてきた地区大会だったが、わずか1ヶ月でここまでの舞台作り上げる力は、やはりかなりのものだと思う。しかも、装置作りに時間を取られたことと、僕が農業クラブ東北大会を抱えていた関係で十分な稽古ができず、まともな通しは一週間前の一回だけ!という信じられない稽古不足の中でも、ここまで仕上げられたってのは凄いことだと思う。やはり場数を踏むことの勝利ということなんだと思う。

 ということで、翌日の今日は米沢田沢地区の敬老会で演歌ショーの公演だった。辛い日程だったけど、お年寄りに喜んでもらって、芋煮とおにぎりご馳走になって、幸せ!!やっぱ、これが置農の底力につながっているんだよな。


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