ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

公演一週間前に装置作りぃぃぃ???

2015-01-11 20:19:38 | 演劇
 この大雪だもの、なにやるたってかにやるたって、難問は山積みなんだ。菜の花座『夢金らぷそでぃ』公演一週間前だって言うのに、装置作りだよ。間に合うのか?材料はどこで手配してどうやって運ぶ?製作の場所は?人手の方は大丈夫?それよりなにより、思いついたアイディア、上手く行くんかい?
ぎりぎりせっぱ詰まった段階での一発勝負、どれ一つだって舞台に致命傷となりかねない。役者の準備が進まない上にこの気苦労だ、もう!やれやれだよ。

 泣き言並べ立ててたって仕事はさっぱり進まない。まずは動く、ともかくやってみる、なにがなんでも走り出す、これしかないんだ。動けよさらば開かれん!だ。今日の最初の扉もこうして開けた。当初、材料の調達は米沢のホームセンタームサシを予定していた。で、前々日、トラック貸し出しの確認に行ってみたら、なんと!当店は貸し出しをしておりません、だって!だ、だれだ?ムサシで借りればいいんですよって言ったのは?さて弱った。僕ん家のトラックは現在冬眠中、起こして協力してもらうには、タイヤ換えたり、バッテリー充電せねばなんねから、無理!農家の団員に貸し出しを願ったら、貸す貸す、でも、家に取りに来て、だって。うーん、トラック取りに行って米沢ムサシに乗り付けて、荷物積んでプラザへ、荷物下ろしたらまたトラックの返却にって、この雪の中かよぉ?まっ、ないかもしんないけど、川西のコメリも覗いて見るか、って立ち寄ってみたれば、なんと!目的の材料もすべてそろった上に貸し出し用トラックまでスタンバイしてるじゃないか!大慌てでトラックの予約をしてそこから調達するってことにした。

 雪の中の運搬なんてやだなって思っていたら、やっぱりお天気強運男の僕!晴れはしなかったが、ちらつく雪もなし気温も穏やか店員さんも協力的で、するすると、塩ビパイプ9本、半角杉材9本、赤松細材9本、障子紙4本を運び込むことができた。

 さあ、次の難問は、たわめた塩ビパイプの両端を角材に固定する作業だ。僕の思惑ではガムテープでがんじ搦めにすればなんとかなんでねえかと楽観的。でも作業に集まった面々の顔には、無理だべぇぇ!ってはっきり書いてある。となると途端に僕の理由なき自信も揺らぐ。まっ、やってみるしかねえな、って試しに一つ固定してみたら、なんだよ、なんだよ、なんだよ、上手くいくじゃないか。なっ、だから大丈夫って言っただろ?ってわかってしまえばもうどこまでも強気。ほれな、ガムテープでもこんなに頑丈!なんて言っちゃって、自分でも心の中じゃ驚くほどの強度だった。

 次なる難問はこの半月形フレームに和紙を貼る作業。ガムテープか?糊でもいいいかも?いや両面テープだべって擦った揉んだの末に、両面テープと白色粘着テープの併用が最良とわかった。形の中に桟を入れる作業も試行錯誤の結果、我が菜の花座が誇る画伯兼装置美術主任のKさんが、ささっとアイディア出して解決、なんと二日掛かると踏んでいた装置作りが1日で終わってしまった!す、凄い!

 塩ビ管と角材と和紙でできたオブジェ、見てもらえないのが、すっごく!残念。カメラ持って行くの忘れたし、Ipad充電切れだった。まっ、そんだけせっぱ詰まってたってことだよ。バトン吊り用の金具も取り付けたし、これで儲けものの明日は稽古ができる。よかった、よかった。後は照明さんが、このオブジェを妖しく美しく意味ありげに彩ってくれるばかりだ。おっと、照明の色作りだって終わっちゃったしね。

 ってことで、菜の花座第32回公演『夢金らぷそでぃ』は、1月18日(日)14時開演だからねぇぇぇ。
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