ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

稽古の昼飯は餅パーティ!

2015-01-13 15:48:54 | 演劇
 装置作りに予定した2日間、装置はできるわ、照明の色作りは終わるわ、舞台中央平台のパンチ敷きまで、やれることはみーんなやって、1日半。思いの他のスピード仕上げ、半日まるまる儲かった。よっしゃ!稽古だ!

 ほんじゃ昼飯は?

 なんと!なんと!なんとぉぉぉぉ!餅パーティだぜ!

 朝搗き餅が大きなジャーにまるまるいっぱい!鍋になみなみとろ~り餡んこ!糸引き納豆ボールにたっぷり!寸胴でたぎる雑煮汁!たまらねぇぇぇ!アンコ餅に納豆餅に雑煮だよ。しかも、雑煮汁にはナメコがどっちゃり!!



 いっただっきま~~~す!どれこれかまわず食い放題、いやぁぁぁ、豪勢だねぇ!



 アンコ餅から食うべきか、雑煮からか、はたまた納豆か、あーだこーだと議論を戦わせながら餅パーティ、いやぁ、食った食った!午後からの稽古が嫌んだくなるほど満腹した。

 この餅振る舞いの仕掛けは?てえと、ナメコ農家にして餅屋さんのFさん、シニア団員の一人だ。前日は山形市の初市に出店してたって話しで、相当景気よく売れたのか?よしっ、明日は餅ごちそうすっぺ!ってことで、この日の餅パーティの大盤振る舞いとなった。商売もののナメコと餅だもの、まずいわけがない。もう、みんな至福のひとときに酔いしれた。

 なっ、こういう人がるいから、シニアは大切なんだよ。幅が広いもの。高校演劇卒業生じゃ、持ち寄りなんてなーんもなし、それぞれコンビニのコーヒーたがって稽古だもの、味気ないよ。餅ばっかじゃない、漬け物とか煮物とか手作りケーキとか、みんなで持ち寄り、もう完全にお茶飲みモードになることもちょくちょくある。これがシニアの楽しみ方なんだな、演劇と言えども。だいたい、稽古の昼食に餅パーティやろう、なんて発想、シニアだねぇぇぇ!忙中閑有りってとこか。ゆとり感覚が並の劇団員とはまるで違う。

 以前の僕だったら、そんなのダメ!って拒絶してたかもしれない。めちゃめちゃキリキリしてたから。でも、さすがにシニア年代の仲間入りすると、そんな余裕も、有り有りって楽しめるようになった。そう、行き詰まった時にゃ、ねじ締め上げても金槌でぶったたいてもダメなものはダメ、せめて気持ちはゆったりと、楽しく幸せに稽古しなくっちゃ。

 とは言っても、せりふが入ってない役者にとっては、その後の稽古は地獄だったんだけどね。いえ、僕は叱りませんよ。嫌な顔一つしませんよ。ねっ。

 
コメント
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