ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
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コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

極上マーマレードへ、さらに1歩!

2017-03-08 10:45:33 | 暮らし

 水俣から無農薬栽培の甘夏が届いた。と、なりゃ、マーマレード作りだべぇ!

 酸っぱいの苦手だかさ、美味そうだけど、そのまま食らいつくのはご勘弁。そっちの方は神さんに任せて、こちとら、マーマレードだい。

 もう20年近くなっかなぁ、毎年ちょっとずつ改良を加え、より良きもの、極上の味を目指して改良を続けている。皮と煮方だったり、実との割合だったり、マイナーチェンジを繰り返して、そこそこ美味いものにはなっているんだが、どうも、いまいちだなぁ、ってことで、去年は大幅改善を断行した。

 それまで剝ぎ取った中袋は煮だしてペクチンとるか、捨てるかしてたんだが、これを実とともに煮込んでしまうことにした。もちろん、フードプロセッサーですりつぶしてだ。これに、別に苦み抜きをした果皮の薄切りを加え、砂糖とともに煮る。これまでのとろみの無さ、汁っぽさは解消されたが、どうも、甘夏の風味が消えてしまった。見た目も白っぽくて、これ、マーマレードか?って代物に仕上がってしまった。気に食わないと食指も動かず、作った半分以上が出番待ちを続けている状態だ。

 そこで、今年の改良点は、中袋の加える量を使用する蜜柑の1/3にすることと、残り2/3は袋から丁寧に実を取り出し、これはつぶさずそのまま加えることにした。

 袋付きの実は煮てから

 フードプロセッサーでとろとろに。

 果皮は従来どおり2回湯でこぼしをして苦みを抜き、こちらは使った数の半分を刻んで入れた。

 最終全体量の45%の砂糖を加えて煮詰める。おっ、いい仕上がりだぞ、色合いと、酸味苦み甘みのバランスもちょうどいい。香りもくどくなく漂ってくる。そろそろ、仕上げか?

 ここでとっておきの一工夫!ふふふふ!ウィスキーを加えるのよ、それもスコッチだ、どうだ、思い知ったか!どうせ入れるなら、今我が家にあるウィスキーでは最上のもの、グレンフィディックのモルトウィスキーをドバドバと流し込んだ。これが、なんと、マーマレードには絶妙の引き立て役なんだなぁ。

 この秘法、実は、情けない成り行きで知った。スコッチの高級品なんて、買えるわけもないから、せいぜいアマゾンのページ見ながら、涎流しつつ味を空想して楽しんでいるんだが、その隅っこの方に、ウィスキー入りマーマレードてのも載ってたんだ。見れば結構なお値段、でも、星は4.5、おっ、行けるんじゃないか?と、カートに入れてはみたものの、そっか、なんも買わなくても作ってみりゃいいんだ、って貧乏根性で、この秘策にたどり着いた。

 今年の改良、見事に成功だ。これなら人にも上げられる。パンにも使える。いやいや、その前にぺろりと食ってしまうだろう。今回はお試しってことで、甘夏6個で作った。これなら、さらに増産してもいいんじゃないかな、1年分ってことで。 

 

 

コメント
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