ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

味噌仕込み、済ませていよいよ春到来!

2017-03-24 09:14:20 | 暮らし

 そんな厳しい冬じゃなかったよな、って思う、でも、田んぼも畑も雪一面!まだ、たっぷり30センチはある。春の野郎め、きっと南の方で寄り道してんだろうさ。雪が融けて、土くれが顔を出しゃ、怠け者じゃあっても、しゃあねえな、動き出すか、って腹も座るんだよ。なのによ、・・・

 なんどとぐだぐた言ってもいられない。気まぐれな奴のことだ、いつ、一気に、春ぅぅぅぅ!ってはしゃぎ回るか知れはしない。やるべきことは、怠りなく進めておかにゃならんさ。そう、まずは、味噌作りだ。

 すでに麹は、自家製米を醬油屋さんに持ち込んで作ってもらってある。前日の豆の選別は神さんに押っ付けて、今日は朝から豆を煮る。大鍋を借りて来て一気に数10キロも煮たのは昔の話し、ここ数年は寸胴と家庭用鍋と簡易かまどが主役だった。今年はさらに圧力鍋もフル稼働、8キロの大豆を3時間かけて煮上げた。

 あれっ?塩の量、どんだけだっけ?ジイサン、バアサン、すっかり度忘れ。ここはもう素直にネットレシピのご指示のままに、麹10キロ、豆8キロ、塩4キロ、中辛タイプってやつで仕込むことにした。

 塩切した麹に粗熱のとれた大豆を合わせ、煮汁も少々加えて攪拌。

 これを味噌擂り機に放り込む。30年も前に譲り受けた中古品、未だ健在、擂り潰された豆と麹がにょろにょろと顔を出す。

 こいつを貯蔵室に運んで、味噌たるに叩き込む。いや、本当に叩き付けるんだ。間に空気が入らないようにね。

機械引っ張り出して、錆びを洗い落して、調節をして、かれこれ1時間近い準備作業だったが、擂り方始めりゃ、あっという間にはすべて完了。仕込んだ樽の表面を丁寧にならし、

 塩を振ってぴっちりとビニールで覆って、重石を乗せて、さっ、あとは一夏越して、一冬過ごせば特上自家製味噌の出来上がりだ。米、味噌、野菜、暮らしの三本柱の一本がしっかと立った。生き長らえる保証ができたってこった。この安心感。この充実感。

 さっ、これで冬も終わり、今度の作業は、種もみの塩水選だぁぁぁ。あぁ、もう気楽な冬休みともお別れだよ。

 

 

 

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