ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

笑いは多様!でも、おもねりは見苦しい!!

2017-03-17 08:51:19 | 世の中へ

 多分、一部の間とは思うんだが、笑いについて論争が起きてる?らしい。脳科学者の茂木健一郎が、昨今の笑いの現場をこきおろしたのに、爆笑問題の太田が反発して、そこそこ議論沸騰してるんだって。

 詳しくは、LITERA(http://lite-ra.com/2017/03/post-2992.html)見て欲しいんだが、端折って言えば、権力に刃向かうもんだろ、笑いは。まるで腰抜けじゃねえか、今のお笑い連中は。てのが茂木の主張で、いやいや、笑いてのは様々ござんす、日本の芸人も頑張ってると思いやすよ、てのが太田の言い分だ。あっ、太田はもっと必死で食ってかかってるけど。

 太田についちゃ、安部首相をバカ呼ばわりして袋叩きにあって、さっさと首をすくめちまって、その後当たり障りなく目配りしてる現実があるから、茂木先生のつぶやきはグサッと来たんだろうが、それはともかく、笑いについての二人の言い分、どっちにも理があるかなぁ。

 まず、権力や権威を風刺するのが笑いの役割、欧米のコメディアンなんか盛んにやってるようで、それは当然あらまほしい。笑いの大切なポイントの一つは、ギャップを一気に行き来するってとこにあるから、偉ぶってる人を引きずり降ろしてそのギャップを笑い飛ばすてのはいつの時代でも図太く引き継がれて欲しい。いや、コント書く立場からは、そうしたい。

 で、日本のお笑い族の奴らはどうよ?そこんとこ、全然欠けてんじゃねえの?って茂木先生のいちゃもんは、かなり急所突いてるね。権力に楯突くどころか、政府の代弁者か、こいつ!なんてコメントを偉そうに垂れ流してる芸人けっこう多いもの。例えば、ダウンタウンの松本、あの渋り顔、おめえはいつから世間のご意見番になり果てたんだ?!毒はどこに置き忘れたんだ!?とか。

 一方、太田が、政治はともかく、けっこう鋭く時代を突いた笑いを作ってると思うよ、って言ってんのも、まっ、そういう笑いもあるよな、って片手くらいは上げておきたい。笑いはギャップてことからすれば、権威や権力ばかりが対象じゃないもんな。暮らし全般、人様全員、文化やら風潮やら、すべてが笑いのネタを含んでいる。僕が最近書いたものだって、高齢者見守りロボットだったり、高齢者の免許返納問題だったり、身勝手な願掛け・神頼みだったり、老人ホームでのバトルだったり、およそ反権力とはほど遠いもの。

 だから、両者の言い分を聞いて軍配を上げるとなるとすれば、引き分け、取り直し、お互いさらに論に磨きをかけてやりあってくれ、ってところだ。

 ただ、お笑い芸人のコメンテーター化、空気読んでの自己規制、世間の良識代弁、要するにお上に対するおもねり、ゴマすり、こいつぁほとほと見苦しいってことは、ぎりっと言いたい!ってここで力んだところでどうなるもんでもないな。せいぜい、こちとらも政治を恐れず、時事ネタでも勝負しよう。

そこで、軽~~~く、ギャグ一発

鴻池   無礼者!コンニャクなどでわしが口利きするとでも思うのか?生きのいい蛤ならば、利かんこともない。

 ※あの侍鴻池さん、かつて不倫問題でとことん叩かれました。

 

 

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする