ステージおきたま

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コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

今年も成果あり!認知症サポートコント

2022-01-13 10:58:04 | 菜の花座

 菜の花座、町からお礼のお便りをもらった。

 認知症サポート講座で披露したコントに対してだ。今回で何年目だろ?4年?5年?根気よく続いてるよなぁ、って他人事みたいに。そう、取り組んでくれたのは劇団メンバー4人、あっ、それと特別出演の駐在さん。

 こっちは台本書いて渡して、1、2度アドバイスするくらい、あとはすべてお任せ。依頼の処理、日程の調整、それに向けての稽古、本番の進行等、すべて代表の雄太朗さんを中心に進めてくれた。

 今回は夫婦そろって認知症、それを介護する娘という設定だった。夫婦それぞれに症状が異なり、すれ違いの連続、でも、生活はおおらかな笑いとともに進行していく。最後はお定まりで、町の駐在さん・本物!に登場してもらって、みんなで支える認知症、ってところで大楕円?役者たちもずいぶん達者になって、どんな観客だろうと、それに合わせてコミカルに分かり易く演じてくれたようだ。駐在さんもノリノリで、一緒に踊ったりしてくれた。いいねぇ、町のお巡りさん!あっ、この歌もコントの中で歌った。

 町内4つの小学校と置賜農業の高校生が対象。送られて来たアンケートの集計を見ると、ほぼ内容や伝えたいことは理解してくれたようだ。コントの楽しさも味わってもらっのかな?

 認知症の人たちに優しく接したいとか、助けてあげたい、見方が変わった、なんて、声がたくさん寄せられた。中には、将来介護の仕事につきたいなんて心強い反応もあって、まずは頑張った甲斐があったってもんだ。

 内々じゃあるが、来年度もお願いしたい、って要請も来ているようだ。そうか、そうか、そんなに喜んでもらえるなら、無理したって協力しますよ。

 ついてはまた、新作を!ってこれがちょっとつらい。ネタ切れの行き詰まりだからなぁ、なんて、弱音吐いちゃいられないぜ、上演担当した4人の苦労を思えばね。声かけていただけることをありがたく思わなくっちゃ。

 そう、今じわじわと広がりつつある、「利他」の発揮ってことだよ。

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