ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

だからかぁ、右足め!!

2022-01-20 11:22:16 | トレーニング

 なんだったんだ、あれは?

 平坦な地面だし、もの持ってたわけじゃないし、障害物もなかった。蹴躓く要因、なぁぁんにもなしだぜ。なのに、ものの見事にすっころんだ。しかも、転倒した先は1メートル下のコンクリート駐車場!あっちゃぁ、やっちまったぜ!との、瞬時の閃きに反して、骨折、打撲も擦り傷さえなし。ほほほっ、大したもんだぜ、回転受け身の要領で直地してたんだ。

 咄嗟の受け身、どうしてできた?いや、そんなことはどうでもいい。それより、まったく躓く余地ないとこで、足先が突っかかったことだ。

 年寄りは、なんでもないところで転ぶ、そうかぁ、これかもな。だが、癪じゃないか、歳は歳だが、体内年齢は49歳(タニタ体重計)トレーニング年齢は56歳(ガーミンランニングウオッチ)と実年齢をものともせぬ若さを内心誇りにしてたってえのに。うーん、何故だ!?

 以来、頭の片隅にゃこの疑問がこびりついちまった。何故だ?どうして気躓いた?大した怪我はなかったものの、その後、落下で捻ったんだな、きっと、右足首軽い捻挫感覚発生、違和感継続中、ってことあって、常にこの難問を考え続けて来た。その間、何度か原因不明の躓き、おっとっとっ!にも遭遇してたしな。

 歩いては考え、階段を上り下りして悩み、マシンで走っては思いを集中してきた。

 で、わかったんだよ!

 原因は、体の傾きだった!そう、右に軸が傾いているんだ俺の体って。座っている時も、歩く時も、走っている時も、右肩が下がって、重心が右に偏っている、ってことを発見したんだ。

 きっかけは、ジムラン。冬、長い距離走れないなら、せめてフォームを正そう、それにゃまず足を上げて上から踏むように一歩を出すことだ。意識して、意識して、足を上から地面を踏みつけるように下ろす。あれっ右足、上がってねぇじゃねえか!いや、辛いぞ、右足を左と同じに踏み出すのが。

 そうか、体が右に傾いてるんだ。右利きで右足についつい頼って生きて来たから、体が右傾斜の癖がついちまってんだ。だからかぁ、靴も右足踵が減りが早いし、走行中こわばるのは、常に右肩だ。座ってPCと対面してる今だって右半身右四つの構え、車の運転時もそう言いやそうだ。

 右肩下がりの体になっちまってたんだ。うわぁ、右肩下がりだぜぇ、先は短いな、今の日本と同じだ。

 演出とか演技の指導してる時には、役者の姿勢や体の癖、うるさくチェックしてたってのに、お恥ずかしい!てめえの体がわかってなかったってことだぜ。

 こういうものなんだろうな、自分の体や癖は、自分では気付きにくい。身体だけのことじゃない。話し方や表情や声の出し方やありとあらゆる身体的特徴って奴は、要するにこの癖なんだぜ。いや、ものの考え方や興味の方向にだって同じことが言える。

 人間ってものは傾いている!これが蹴躓きからたどり着いた貴重な発見だ。ってことは、さらに考えるなら、すべてがすべて直すべき短所ってわけじゃない。何でも矯正しなきゃならんってもんでもない。自分に害をなしたり、マイナスをもたらすものを直せばいい。

 だが、そのためには、自分の癖を知っているってことだな。

 つまり、己を知れ!ってことだ。

 うわぁっ!なんてありきたりの結論なんだぁぁぁ!

コメント
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