雷!ヤ、ヤバいぞ、近づいて来る。なんとなぁ、天気予報当たったぜ。1時間遅れたけどな、多分そんなことだろうと、豆の種蒔き決行したんだ。昨日もほぼ1日雨の予報が、ほとんど降らず、隣町はどしゃ降り。まっ、これからの季節にゃよくあることさ。
9時から雷雨?だったら、10時くらいまでは安全だな。二人で協力、一気に蒔いちまおうぜ。そう、こればっかりは夫婦二人の協業が効率的なんだ。
神さんは種まき権兵衛で種を播き、
こっちは終わったところに鳥除けのぴらぴらテープを張って行く。黄色大豆が20m畝10列、茶豆が4列、青豆、黒豆がそれぞれ2列、それと小豆が2列だ。
今年は念を入れて、トラクター耕耘を3度も済ませてある。これで、権兵衛が枯れ草に邪魔建てされることもない。ビラビラテープも、さすがに経年使用でなんかしょぼくれてて、これじゃ鳥たちだって、バカにするよな、ってことで新しいテープを張る。これまた、作業はぐんと捗るし、見た目も効果ありそうだ。
作業は順調に進み、残り4列、おっと、雷鳴が近づいて来たと思ったら、来た、来た、来た!パラパラと降り出した雨は、すぐに本降りの土砂降りだ。
待て、ちょっと待て!もう少しだから、待ってくれ。なんて、こっちの都合を聞いてくれる雷様じゃない。種まきはなんとか終わった、あとはテープ張り、うーん、やっちまいたいが、まっ、鳥たちがすぐにも襲って来るってわけでもないか、と潔く?いや、そうとう未練がましく、切り上げた。
さぁ、どんどん降ってくれ。じゃんじゃか降りはお待ちかねだぜ。乾燥気味の畑も一息つけるし、何より、これで豆の発芽も早くなる。鳥たちに気付かれぬうちに本葉展開まで突っ走れる。数年前、種まき後、2週間雨が降らず、その時の発芽は散々だった。炎天下、汗土まみれの補植、泣いたなぁ、あんな苦行はもう結構だぜ。
豆播きが終わって、畑も一段落。田んぼの除草にはまだ数日の猶予がある。ちっょとのんびり、なぁんてできるはずないだろ。この合間に薪作りに励まにゃならんのだぜ。