菜の花座、公演『悪人なおもて』4日後!
役者たち、尻に火が付き七転八倒?
明日からは舞台装置や道具の搬入準備も始まる。
えらいこっちゃ!
次回作の目途がまったく立っていない!
そうなのよ、座付き作者は常に半歩、いや数歩先を行くのさ。
社会性のあるテーマ、女性が中心で、ってところは決めてるんだが、時代も課題も人物も、まったく心当たりなし。アンテナは張っちゃいるんだが、どうやら旧式型落ちの上、製品としの劣化も甚だしいらしくて、さっぱり、情報をキャッチしやがらない。
だったらせめて、本くらい読んで彷徨えよ!
って、これが実は今最大の障壁なんだ。
目が老化して活字が読めない?そこまで老いぼれちゃいない、が、集中力は確かに落ちた。
が、問題はそこじゃない。
読みかけた大作?進まないのさ。なんとか我慢して終盤までたどり着いたのが10日ほど前、あと100ページ!一気に終わらせろ、ってページを開くんだが、数行、あるいは数ページ読んで脱落、PCにネトフリに逃避しちまうんだ。
作者は、作品名は?控える。ヤバイ本か?うん、そこそこにエロくてヤバイ?
くだらない作品なのか?いやいや大きな賞を3っつも同時に受賞って、折り紙付きの名作なんだ。
だけあって、文章も巧みだしストーリーの展開などもさすが!の連続なんだ。斬新だし、常識を突破する破壊力も十分に備えている。
だが、つまらない!
俺の関心領域から離れている、テーマもストーリーも人物設定も。
10年前ならなぁ、気に入らなくても、勉強だ!とか、イケイケ一気、最後まで読み終えたところなんだろうが、
この歳になると、
なにも興味ないことに付き合ってる暇はないぜ、人生残り少なだし。って、我がまま気分が大きな顔を突き出して来るのさ。
そうさ、この先読める本だって高が知れてる、気に入らなけりゃさっさと見捨てて、お次どうぞ!お気に入り探してふらつきゃいいのさ。
って、何度もそそのかされているんだが、うーん、なんかなぁ・・・
なんか、ここでこの本見限るってのは、自分の知的忍耐力の敗北を認めるような気がして、残り100ページ、目をつぶって飲み干せ、って眼閉じたら読めないだろ。
悔しいような、勿体ないような、己の無能を突きつけられるような。
うーん、どうする。この悩み行き惑った10日間で、きっと新たな出会い、新作のヒントとの遭遇もあったかもしれんぞ。
思い切って、諦める、見限る、放り出す。
それしかないのかも知れんなぁ、
いやいや待てよ、たかだか数時間の辛抱なんだぞ・・・
果たしてこの結末やいかに?