ステージおきたま

無農薬百姓33年
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コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

ハウスで発酵、天然酵母!

2022-05-18 18:20:34 | 食べ物

 ローテーションから行って、ライ麦パンの番だ。小麦粉ごはんパンを2回作ったら、ライ麦ごはんパン、この順番を頑なに守っている。ライ麦パンはちょっと重いものねぇ、やっぱり2回に1度がちょうどいいんだな。

 この季節暑からず寒からず、酵母は大好きなんだ、発酵も順調に進む。ただし、それは普通の酵母を使えばって話し。これ、天然酵母で行くとなると、やや難問にぶち当たる。予備発酵をどうするか、ってことだ。一昼夜28℃に保つって、どうするよ。ストーブ焚いてる時期なら、湯溶きした酵母を一晩近くに置いておけばよい。でも、まだ時折寒さがぶり返すとは言え、夜通しストーブ点けてるわけにゃいかない。余熱機能付きレンジ、なんて文明の利器とは縁遠い。さて、どうしよう、24時間の予備発酵。

 そうか!ハウスだぜ。野菜育苗用の温熱マット敷いたトンネルの中なら、夜でも20℃下らないんじゃないか。一晩、野菜たちとご一緒させてもらおう。

 どれどれ、トンネルハウスの一夜、住み心地のほどはどうだったかな?

 あらら、ダメみたいだぞ。膨らんでいない。20℃じゃ低すぎるのかもなぁ、そりゃ辛い思いさせちまったねぇ。でも、作らぬわけにゃいかぬ。予発酵は不十分でも、少し多めに準備したから、なんとかなるんじゃうねえか?念のため、ドライイーストにちょっとだ助っ人してもらおう。

それでなくても天然酵母は時間かかるのに、予備発酵不調で元気なしじゃ、まず、午前中の成型は無理だな、なんて、とんでもない見込み違いだった。あれあれ、今度は発酵し過ぎだぜ。やれやれ、踏んだり蹴ったりだよな、ライ麦パン、同情するぜ、って俺のミスだった。

 未熟なような過発酵のような、ベタベタの生地、こりゃ、膨らまないな、ふっくらパンなんて期待できない。それでも最終発酵で頑張って大きくなって、おっ、行けるかも!?の期待あえなく、天板に移したとたん、シュワァーと沈んでしまった。ま、まっ、いいさ、ライ麦多く入れたと思って諦めよう。

 焼き上げてみれば、ほれ、それほどの失敗作ってわけじゃないだろ。

 目は詰んでるが、何度でも言う、ライ麦パンだもの。味はたしかにライ麦パンだしな。

 レーズン、クルミ入りのクーペも結構美味しい。

 これだよ、これ!これがライ麦パンってもんなんだぜ、ってことにしておこう。

 それにしても、発酵機能付きレンジ、欲しいよなぁ!いかん、また物欲じゃ。


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