乗って来たぜぇ、小屋作り。農作業なんてほっぼりだし、ランニングなんてとんと忘れて、大工仕事に没頭だ。昨日も一昨日も夕飯前のぎりぎりまで小屋の骨組みを前にうろちょろして過ごした。
設計図はない、作りながら考える、これで進めてるから、昔風に表現すれば思案投首、一工程終えれば、反省と検討の時間が始まる。母屋の屋根の傾斜に繋がるように片流れの構造だ。落ちて来た雪がそのまんま滑って落ちるようにってね。手間からも経費的にも、できるだけ柱は減らしたいので、母屋の下屋の柱をそのまま活用するようにした。
となると、屋根の面積に比して新たに建てる部分が小さくて、その分安定性に欠けるんだ。
これじゃぁ、いくら何でも弱いよな、ど素人の目にもか細さは一目瞭然だ。下屋の柱を強度保持に利用しなくちゃね。それと床面積の割に高さも高い。これも不安定要素だ。軽く押しただけで、ゆらゆらと動く。そこで下屋の柱利用をさらに進める。
うん、これで強くなった。でも、まだ揺れる。アンカー、浅いし土ふかふかでまるで効いてないからなぁ。ツーバイフォー用の筋交い金具をそこらじゅう打って柱と梁の直交部分を固める。
大分良くなったぞ。でも、まだ揺らぐなあ、震度5以上にゃ耐えられんなこれじゃ。耐震構造にしなくっちゃ、壁は張らないんだんら、昔からの筋交いを咬ますしかないな。残った木材の切れ端を全部使い切って8か所かぁ。上部に短めの筋交い、これどうやってネジ釘打ち込むのよ。横板なら、体で押さえつつ打つなんてこともできるが、うーん、ぼっち作業の難関だぜ。さて、どうする?
誰かに片方を支えて欲しいとき、役に立つのが脚立、だぜぇ。
こうやって、押っ付けて筋交いの木を支えてもらう。その間にドライバーでネジ釘をちゃちゃっと打ち込んじまう。上部に2~3本打ち込めば、もう落ちないから脚立外して、下の部分をくぎ打ちする。これで解決。ボッチ作業のこつだなぁ、この脚立を相棒に使うのは。ただ、この相棒、ぶきっちょだから、簡単にはずれたり倒れたりするから、そこは注意と気配りが必要だ。こうやって、柱6本すべてに筋交い入れたら、おぉ、これで頑丈になったぜぇ!耐震施工完了だな。
なんて、いかにも知り尽くしたように書いてるが、この脚立使いとか、ツーバイフォーの金具とか、やりながら、失敗しながら、何か工夫はないか、と思案しつつどうにか思い当たったものなんだ。だから、一度打ち付けてみて、やっぱりダメだ、でやり直し、なんてことも毎日、2度、3度。
3日経ってもこの程度、遅っ!とは言えないのさ。一つ、一つ解決策見つけながらなんだからさ。でも、やってる本人が、うんざりしてないんだから、いいのさ、これで。
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