暮らしぶりって、毎日のことだから何気なく過ごしてる。豪雪に苦しむ姿とか、除雪の四苦八苦なんかは、伝えやすい。絵にもなるし、聞いても納得だよな。FB見てても、除雪機械を動かしてる様子なんかは、あれあの人もこの人もってかなり頻繁に目にする。おぅおぅ、ご同輩!苦労いたすよのぉ、って感じ。
んじゃぁ、雪掃いたあと、家の中でどんな暮らし?薪ストーブ?うんこれも情報価値ありだ、どうだ、羨ましいだろ?ってね。でも、はたと気づいたんだ、一番肝心なところ、伝えてないぞって。
野菜だよ。うん、漬物作りは別さ、これは評判の、って勝手に思ってるだけだが、コンテンツだが、野菜そのものはどうだ?秋遅く畑で収穫した後は、とんと日の目を見ない。貯蔵します、春になりました、はい、食べるものがなくなりました、って、その間厳しい冬をやり過ごしている様子って暗黙のベールに包まれたままだぜ。
こりゃ野菜に失礼だろ、不当な扱いだ。凍てつく寒さの中、暗い小屋の中で必死に耐えつつじっと出番を待っている野菜たち。12月、1月とすでに2か月間、この先4月の雪解けまで、地道に暮らしを支えてくれる野菜たち。その耐え忍ぶ様子を、じっと我慢の耐寒生活知ってもらわにゃならんだろ。
って、ことで、野菜たちはどうやってこの冬をやり過ごしているのか?
まずはキャベツ、白菜だ。
これは新聞紙でくるんでそっと仮眠してもらっている。どうだい?思いの外の新鮮さだろ。氷点下12度なんて日もあったが、凍り付くことなく元気を保っている。紫キャベツなんて、ピンピンだぜ。
カブも同様、寒さにはめっぽう強いから、紙製の米袋に入れてあれば十分だ。
ネギの強さはまた別の仕組みだ。すぐに凍る、が、融ければまた元のまま、押せば引け引けば押せの柳腰、こういう強さも魅力だなぁ。
寒さにからっきしなのは、ジャガイモ、ニンジンなんかの根菜類だ。これは特別待遇、発泡スチロールの箱に入れたり、段ボールに詰めてプラスチックケース内で保管したりししている。
発芽防止にりんご入れてるんだが、ジャガイモのやつ芽が出始めてる、元気なもんだぜ。なぁに、芽はこそぎ落としてやれば大丈夫。
これだけ種類ありゃ、野菜はすべて自家製、貯蔵もので間に合う。山形青菜の漬物やキュウリの調味漬けもあるしな。
どうだい、けっこう色とりどりだと思わないか?
一通り紹介したところで、今日の利用は、紫キャベツと赤カブかな。カブは甘酢漬け切れたから注ぎ足しただ。キャベツの方は、うん、シチューとかいいかもしれんなぁ。
ふふふ、こういう頑張ってる野菜たちと暮らすのを豊かと感じるか?みすぼらしい貧弱と感じるか?そこが分かれ道だよな。
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