Credidimus Caritati 私たちは天主の愛を信じた

2024年から贖いの業の2000周年(33 - 2033)のノベナの年(2024-2033)が始まります

最新版 Nouvelles de Chrétienté 第104号

2007年04月30日 | トマス小野田神父(SSPX)のひとり言
アヴェ・マリア!

愛する兄弟姉妹の皆様、

 Nouvelle de Chrétienté 誌 第104号がオンラインで読めます。今回は聖ピオ十世会のアジア管区の特集が掲載されています。ダウンロードしてどうぞお読み下さい。

 英語版は、Chritendom 第10号です。

 良い読書をお楽しみ下さい。

============

ブログランキング <= クリックで応援して下さい。
兄弟姉妹の皆様の応援を感謝します!


聖ピオ十世会韓国のホームページ

トレント公会議(第19回公会議)決議文

第一バチカン公会議 (第20回公会議)決議文(抜粋)

聖ピオ五世教皇 大勅令『クォー・プリームム』(Quo Primum)

新しい「ミサ司式」の批判的研究 (オッタヴィアーニ枢機卿とバッチ枢機卿)Breve Exame Critico del Novus Ordo Missae

グレゴリオ聖歌に親しむ会

5. 6. 別離と出発 (ルフェーブル大司教の伝記の続き)

2007年04月30日 | ルフェーブル大司教の伝記
第5章 修練者司祭(1931年 - 1932年)


別離と出発


 マルセル・ルフェーブルは旅発つ前に家族と共に短い休暇を得た。彼は休暇中、布教活動に関して講話会を開いて教区中を巡った。フランス管区長であるニク神父がマルセル・ルフェーブル神父に貸してくれた映画を見せてながら教区を隅隅まで回った。こうして多くの小教区の教会で説教をし 、トゥルクワン小教区の聖母会及び聖ヤゴボ会の子供達のための二つの黙想会を指導もした 。1932年 10月 2日の主日はロムの小教区教会にお別れのあいさつをする日だった。

ルフェーブル夫人はこう語っている。
「荘厳ミサの時のマルセルの説教、主任司祭の家で家族と一緒の夕食 、午後の映画鑑賞、9時に帰宅。マルセルは、感動的に家に迎えられていました。マルセルは本当に愛されていました。これは一種の凱旋でした。マルセルの姿が現れると皆が手を握りたがっていました。 」

 ロムに古くからいた人はこう思いでを語っている。
「今も思い出します。彼は少しひげを生やしていました。ハンサムな青年でした。クルマン通りのホールで小さなパーティーを開きました。皆は『この別れは、また会おうという別れだ‘Ce n'est qu'un au revoir’』という歌を歌いました。マルセル神父様は涙を流していました。私は小さな女の子でしたが良く覚えています。神父様は私たちの小教区が大変好きでした。 」

 マルセルがリーブルヴィルにある神学校に派遣されるということが分かると、兄のルネ神父は「マルセルがまさかリーブルヴィルに来る可能性があるとは夢にも思って見なかった」と告白している。彼は「布教活動においてマルセルに任せることができることでこれよりもっと素敵な役目はないだろう」と付け加えた 。

 ルフェーブル夫人は、マルセルが神学校で授業をもつ事になれば彼の頭痛がまた戻ってくるのではないかと思っていつも心配していた 。しかし夫人はマルセルの事物に対する超自然的な態度を喜んでいた。

 ルフェーブル夫人は長男のルネにこう手紙を書いている。
「マルセルは行ってあなたと合流するよ。マルセルはひたすら順従以外の何ものも望んでいずに、お前とまた会うのを完全に喜んでいる。だからこそ、あなたたち二人がお互いに一緒にあって幸福なんだよ。 」

 遂にマルセル神父は、父親の祝福とロモン通りの聖霊修道会総長の祝福を受けて、ボルドー (Bourdeaux) に向かった。彼はミランド (Mirande) にある『アムバロジュ (Embaloge) の聖母』修道院にしばらくとどまって妹のベルナデット (マリ・ガブリエル修道女) に別れのあいさつをした。それから 1932年 11月 12日フーコー (Foucault) 号に乗ってボルドーを発った。この船は、1930年から東アフリカ沿岸海路を引き受けて運行していた共同運送 (Chargeurs Réunis) 会社の新しい蒸気船だった 。


(つづく)

============

ブログランキング <= クリックで応援して下さい。
兄弟姉妹の皆様の応援を感謝します!

聖ピオ十世会韓国のホームページ

トレント公会議(第19回公会議)決議文

第一バチカン公会議 (第20回公会議)決議文(抜粋)

聖ピオ五世教皇 大勅令『クォー・プリームム』(Quo Primum)

新しい「ミサ司式」の批判的研究 (オッタヴィアーニ枢機卿とバッチ枢機卿)Breve Exame Critico del Novus Ordo Missae

グレゴリオ聖歌に親しむ会


--このブログを聖マリアの汚れなき御心に捧げます--

アヴェ・マリア・インマクラータ!
愛する兄弟姉妹の皆様をお待ちしております
【最新情報はこちら、年間予定一覧はこちらをご覧ください。】