白の大修道院
白の大修道院は、サヴィニー(Savigny) で1112年に隠遁者ヴィタル(Vital)の姉妹アドゥリンヌ(Adeline)により創立され、1151年、純然たるシトー修道会様式に改築された。フランス革命の後、この修道院は小神学校になった。後年になって、花崗岩で出来た細くて高い建物が二つそこに加えられ、既存の大修道院の教会や回廊と相俟って、見事な中庭を形成した。1906年に公布された政教分離法は、この大修道院からそこにいた生徒たちを奪ったが、そこは1923年になって、最終的に聖霊司祭修道会に一任される事となり、哲学修学院にされた。
修練院での修練を終え自分たちの司祭養成開始準備の整った宣教師志願者たちは、一つは2年継続クラス、もう一つは3年継続クラスから成る二つの能力別クラスに編成された。 この大修道院は1939年に軍事病院になり、全生徒たちが立ち去った。1940年の夏、これはドイツ軍によって占領された。