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パーフォーマンス課題にチャレンジしてみて下さい。Try this Performance task

2016年04月29日 | トマス小野田神父(SSPX)のひとり言
Ave Maria Immaculata

愛する兄弟姉妹の皆様、

「真性パーフォーマンス課題」と言われているものを提案したいと思います。これの目的は私たちのカトリック信仰の理解が深めるためです。ただ頭の中で知っているだけでなく、それを使うことができるためです。単語や文章の意味だけではなく、自分で発見して何故かの理由が説明できるようになるためです。

 もしよろしかったら、GRASPS によると言われている、パーフォーマンス課題にチャレンジしてみて下さい。

天主様の祝福が豊かにありますように!
トマス小野田圭志神父(聖ピオ十世会司祭)


この課題の目的:
日本の歴史におけるカトリック教会について理解を深めること。
日本においてあまり知られていないカトリック教会の歴史についてもっと知りたいと興味を抱くようになること。

この課題を実行するに当たって、背景になる疑問
日本において、特別に知るに値するカトリック信仰の実り、記念碑、場所、出来事とは何があるか。何故それらが、日本におけるカトリック信仰を代表するのか。何故重要なのか。
日本において、キリシタン時代には、いつどこで何が何故あったのか。
聖フランシスコ・ザベリオが日本に到着した後の100年間(1549-1649年)、日本におけるカトリック教会には何が起こったのか?
いろいろな国籍の多くのカトリックの先祖たちは、何故信じられないような拷問や苦しみを終わりまで耐え抜くことができたのか。
拷問を苦しみ抜いていったいどのような利益があったのか。
カトリック教会を迫害した人々の動機は何なのか。迫害した人々は幸せだったのか?どのような終わりを遂げたのか。
様々な国々のいろいろな時代に亘る殉教者たちの共通の特徴はあるか、あればそれは何か。ローマ帝国や、李氏朝鮮、ヴェトナム、イスラム諸国におけるカトリック殉教者と、日本の殉教者とを比べると、どのような違いとどのような似ている点があるだろうか。
もしも聖フランシスコ・ザベリオの来日の時代の日本に生まれていたとしたら、私はカトリック教会のために、日本のために、何ができただろうか。

役割(Role):
小教区教会の主任司祭から依頼を受けて、東京におけるカトリック関係の観光ガイドを一日することになった。

対象(Audience):
日本に観光・巡礼に来たフィリピンのカトリック信者の観光客(日本は初めて)


想定状況(Situation):
今年の5月に、フィリピンから初めて巡礼・観光に日本に来る10名からなる観光団体のために、一日、東京見学を計画するように、東京都内の或小教区の主任司祭によって依頼されました。
グループはその日は文京区で朝七時から聖伝のミサに与って、午後の七時まで自由時間があり、日本と、日本におけるカトリック教会と、日本とフィリピンについて、文化的、歴史的、地理的、経済的、政治的な理解が深められるような場所を訪問することを望んでいます。
ただし旅行のための予算はあまりありません。

パーフォーマンスで求められていること(Product Performance and Purpose):
出発地は文京区で、終点地は上野になるような一日の観光計画を立てること。単に訪問場所と道のりだけではなく、何故、その場所を選んだのか、その場所の重要性、関連性、意義、歴史性、などを、主任司祭に説明する必要があります。
司祭が良く理解できるように、地図(パワーポイント)などの視覚資料を使って司祭に説明して下さい。


パーフォーマンスの評価のスタンダード基準 (Standards and Criteria for Success):
次の点に照らし合わせて評価されます。

*選ばれた訪問場所の重要性、意義。日本とカトリック教会とにとってどれほどの意味の深さを持っているかその理由。
*日本人にとってだけでなく、外国人観光客にとっても、意義や重要性を見いだせるか。
*選ばれた訪問場所を、訪問する物理的・経済的な制約が考慮されていて、現実的であるか。
*説明は、はっきりしていて、明確で、分かりやすく、説得力があるか。
*視覚資料は、有効に選ばれていて、説得力を増すものであるか。


--このブログを聖マリアの汚れなき御心に捧げます--

アヴェ・マリア・インマクラータ!
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