アヴェ・マリア・インマクラータ!
愛する兄弟姉妹の皆様
2022年の聖週間のミサと典礼の予定をお知らせいたします。
***大阪***
4月08日(金)聖母の七つの御悲しみ(聖ピオ十世会では1級) ミサ 18:00
4月09日(土)受難節の平日(3級)紫 ミサ 10:30
4月10日(主)御受難の第二主日:枝の主日(1級)紫 ミサ 10:30
4月14日(木)聖木曜日(1級)ミサは白 ミサ 18:00
【朝課はありません】
4月15日(金)聖金曜日(1級)典礼行為は黒 典礼 18:00
【朝課:午前9:00、十字架の道行き:17:00】
4月16日(土)聖土曜日(1級)復活の徹夜祭 18:30
【朝課:午前9:00】
4月17日(主)復活祭(1級及び1級の八日間付き)白 10:30
***東京***
(会場が変則的になっていますのでご留意ください。)
4月10日(主)【曙町会館】御受難の第二主日:枝の主日(1級)紫 ミサ 9:00, 12:30 [ミサは二回のみです]
4月11日(聖月曜日)【修道院】ミサ 7:15
4月12日(聖火曜日)【修道院】ミサ 7:15
4月13日(聖水曜日)【修道院】ミサ 7:15
4月14日(木)【入谷ホール2階!】聖木曜日(1級)ミサは白 ミサ 18:00
【朝課:修道院にて午前9:00です。朝のミサはありません。夕方の入谷ホールでのミサのみです。】
4月15日(金)【入谷ホール2階!】聖金曜日(1級)典礼行為は黒 典礼 18:00
【朝課:修道院にて午前9:00から。朝のミサはありません。夕方の入谷ホールでの典礼のみです。】
4月16日(土)【入谷ホール2階!】聖土曜日(1級)復活の徹夜祭 18:30
【朝課:修道院にて午前9:00から。朝のミサはありません。夕方の入谷ホールでの典礼とミサのみです。】
4月17日(主)【入谷ホール2階!】復活祭(1級及び1級の八日間付き)白 9:00, 11:00, 12:30
*** OSAKA ***
April 08, The Seven Sorrows of the Blessed Virgin Mary (I class for the SSPX) White, Mass 18:00
April 09, Feria in Passiontide (III class) Violet, Mass 10:30
April 10, Palm Sunday (Second Sunday of the Passion) (I class) violet, Mass 10:30
April 14, The Lord's Supper (Maundy Thursday) (I class) Violet,
[No Matins in Osaka]
Mass 18:00
April 15, The Passion and Death of Our Lord, (Good Friday) (I class) Black in Liturgical Action, Violet in Communion,
Matins: 9:00
Stations of the Cross 17:00, Liturgy 18:00
April 16, Holy Saturday (I class) Violet in Office and White in Paschal Vigil,
Matins: 9:00
Easter Vigil 18:30
April 17, The Sunday of the Resurrection of Our Lord Jesus Christ (I class with octave of I class) White, Mass 10:30
*** TOKYO ***
Palm Sunday (April 10)
At Akebonocho Kaikan: 09:00 and 12:30 [Two Masses only]
Holy Monday to Holy Wednesday, at 7:15 am, there will be morning Mass at the priory.
Maundy Thursday to Holy Saturday, the Matins will be sung at the priory. The Matins will start at 9 am.
Maundy Thursday (April 14)
At Iriya Hall 2F: 18:00
Good Friday (April 15)
At Iriya Hall 2F: 18:00
Holy Saturday (April 16)
At Iriya Hall 2F: 18:30
Easter Sunday (April 17)
At Iriya Hall 2F: 09:00, 11:00, 12:30
ヨハネさん、
とても良い考察をありがとうございます。参考になります。
天主様の祝福が豊かにありますように!
トマス小野田神父
毎日曜日、小学生のお子さんに駄文のプリントを作成して読んでもらっています。いつもは世俗の世界のことがテーマですが、明日は枝の主日なので「イエズス様が担った十字架とは?」というタイトルで書いてみました。参考にして頂ければ幸いです。
今日は枝の主日です。今週の金曜日、イエズス様は十字架を担い、カルワリオの頂上に向かわれます。カルワリオは小高い丘です。
徹夜して、鞭打ちで大量の血を流し、茨の冠をかぶせられ、疲れ果てた体で重い十字架を担い、三度も倒れて、坂を登っていかれました。そのような苦しみの中でも、ご婦人たちに優しい言葉をかけるという、本当の強さを持っておられました。その十字架は、どれぐらいの大きさだったのでしょうか。
イエズス様の身長と体重を確認しておきましょう。聖骸布によると身長は180cmです。背が高いですね。イエズス様が標準体型で標準体重だったとすれば、体重は1.8×.1.8×22=71.23kgです。かなり重いです。十字架はこれだけの重さを長時間、支えるだけの頑丈なものでなければなりません。
イエズス様は午前中に十字架に付けられ、午後3時ごろに亡くなられました。十字架刑は長い時間をかけて、呼吸ができなくなって苦しみぬいて死んでいくという、とても残酷な刑です。アリマタヤのヨゼフがピラトにイエズス様の遺体の引き渡しを願いに行った時、ピラトは「もう死んだのか」と聞きました。十字架につけられた罪人はひと晩苦しみ続けることもあったようです。
十字架は2本の木で作られていました。どのような木が使われたのか分かりませんが、割と細めで丈夫な木ではなかったでしょうか。エルサレムの近くにはレバノン杉があったし、ローマの近くのベネツィアは、海底に木を多数打ち込み、その上に石を積み上げてできた街だから、昔から良い木材がたくさんあったはずです。ローマ帝国各地から十字架刑にふさわしい木材が取り寄せられていたのでしょう。
十字架の縦木は、どれくらいの長さがあったのでしょう。十字架の上部に、はり札が掲げられました。「ナザレのイエズス、ユダヤ人の王」(INRI)と書かれた、はり札が。はり札はヘブライ語、ラテン語、ギリシア語で書かれ、遠くからも読めたので、おそらくヘブライ語、ラテン語、ギリシア語の3行構成で、縦幅は30cmぐらいはあったと思われます。
イエズス様の身体は地面からかなり高いところにあったようです。マテオ福音書には「十字架から下りよ。そうすればわれわれも信じる」と司祭長、律法学士、長老たちがののしった、と記されています。イエズス様のかかとは地上50㎝ぐらいのところにあったのかもしれません。十字架刑は見せしめ刑でもあるので、誰もがよく見えるように高いところに体を置いたものと推測されます。
すると、十字架の地上部分は、180cm+30cm+50cm=260cm。穴に差し込んで立たせる地下部分は1mぐらいあったかもしれません。
そうすると、十字架の縦の木の長さは3m60cmです。予想以上に長いですね。イエズス様の身長の倍ですから。
それに横木が加わります。横木は縦木とは別に持っていったという説がありますが、それは合理的ではありません。なぜなら、横木を運ぶために罪人以外にもう一人必要になるからです。しかも、カルワリオの頂上という狭い場所で十字架を組み立てなければなりません。そのための工具も持っていかなければなりません。それを使う人も必要です。
罪人を十字架につけて死なせるために、ローマ軍がそのような面倒なことをするでしょうか。組み立てられた十字架を罪人が担っていき、頂上についたら釘で張り付けにしておしまい、というのがもっともシンプルです。
横木は縦木の前にあったのでしょうか、それとも後ろにあったのでしょうか。十字架の御絵を見ると、縦木と横木は同じ平面にあったように書かれています。そのためには、縦木と横木が同じ平面になるように組み合わせるという細工が必要です。罪人を処刑するために、そのような面倒なことをローマ軍はしないと思います。
私だったら、縦木の後ろに横木を縄でしばりつけますね、釘は鉄製だから、もったいないですよね。その場合、腕は後ろ方向に少し引っ張られます。十字架刑は呼吸ができなくなって死んでいく刑なので好都合ではありませんか。
イエズス様が亡くなられた3時ごろから日没の6時~7時ごろまでに、イエズス様の遺体を十字架から取りはずして、アリマタヤのヨゼフがカルワリオの近くに所有していた未使用の墓に葬らなければなりません。翌土曜日は安息日でした。当時も今も、ユダヤ人の一日は日没で始まり、日没で終わります。日没まで、安息日が始まるまで3時間ぐらいしかありません。
埋葬のために駆け付けたアリマタヤのヨゼフとニコデモは、何人かの下男を連れて来ていたに違いありません。埋葬に必要な没薬と沈香を混ぜたものと布以外に、ご遺体を十字架から取り外すための工具や脚立あるいは梯子が必要だから。腕に刺された釘は地上から2mほどの高さにあるのですから。
ご遺体を十字架から外すときは、まず両腕の釘を同時に抜き、その作業中は別の人が脇の下でイエズス様の腕を支えていたに違いありません。このために4人が必要です。両腕の傷口に体重がかかると、そこから体が避けてしまいます。既に亡くなっているイエズス様には体が避ける苦痛はありませんが、イエズス様が十字架から下ろされる様子を見守っている聖母マリア様の目前で、それはできません。
両腕の釘を抜いた後は、足の釘を抜くまで、腹部あたりで上体を支えていたのでしょう。これも4人ぐらいは必要です。足の釘を抜いた後は、ご遺体を聖母マリア様の膝に横たえたと思われます。ピエタですね。
イエズス様のご遺体を十字架から取り外す時、ヨハネ以外の弟子はいませんでした。イエズス様の生前は隠れた弟子だったアリマタヤのヨゼフとニコデモがご遺体の取り外しに協力したのは、なぜ。
アリマタヤのヨゼフとニコデモは、イエズス様の生前は隠れた弟子だったけれど、イエズス様の裁判の様子や十字架刑を見て、覚悟を決めて弟子になったのだと思います。大祭司やファリサイ人から迫害され、すべての財産を失い、祖国を離れることも承知の上で。福者ユスト高山右近のように。
丁度新たに疑問が湧き出てきた所でしたので、おかげ様で解決致しました。
「ミサはイエズス様の受難と死の繰り返しだから、死なれた聖金曜はミサに相応しい日なのでは、、?あれ??なぜ?」と。
ヨハネさんの、"使徒ヨハネ様の様に十字架の元にたたずみ、イエズス様の死を深く黙想する、、"という言葉が魂に入ってきました。
聖痕を授かったりしている多くの聖人は、金曜にイエズス様と同じ受難を味わっていますから、私達も、この聖金曜は同じ様にその死をも、味わい共にする為なのですね。
魂でわかりました、ヨハネさんありがとうございます。
信者には信者のコメントの方が納得できるかも、というのは大聖テレジアの言葉のパクリです。女には女の言葉の方が受け入れられやすいのでは、というようなことを大聖テレジアが書いていましたので。古い記憶だけで書いているので、文言の細部については違っていることをあらかじめお断りしておきます。
2000年前の聖金曜日、イエズス様が、つまり子なる天主様が十字架上でご自分の御体と御血を父なる天主様に捧げてくださいました。これがミサの原型です。神父様は、それ以来、ミサを捧げて、聖変化した御体と御血をイエズス様に代わって父なる天主様に捧げてくださっています。カルワリオの再現です。
ですが、聖金曜日だけは、神父様もパンと葡萄酒をイエズス様の御体と御血に聖変化させて、それを御父に捧げることはしないで、十字架の元で使徒ヨハネがイエズス様の御死去を見つめていたように、神父様も同じようにするようにと、教会が定めたのではないでしょうか。
イエズス様が十字架上でご自分の御体と御血を御父に捧げられた一年に一度の記念日には、司祭がイエズス様の代理としてパンと葡萄酒を聖変化させて、それを御父に捧げる必要はなくて、司祭は使徒ヨハネのようにイエズス様の十字架の元にたたずみ、イエズス様の御死去の神秘を深く黙想することをイエズス様はお望みなのでしょう。
こんにちは!
その通りです。聖金曜はパンとぶどう酒の聖変化がないので、典礼儀式ではありますが、ミサ聖祭ではないのです。
ミサ聖祭が成立するためには、パンとぶどう酒との二回の聖変化が必要です。この二重の聖変化がある時、秘跡的に「いけにえ」が成立します。
天主様の祝福が豊かにありますように!
トマス小野田圭志神父(聖ピオ十世会司祭)
聖木曜も聖金曜も御聖体が頂けるということは、聖金曜の、'ミサがない'というのは、単純にどういう意味なのだろう?、という質問でした。
わかりにくい質問の仕方をしてしまってすみません。
聖金曜はパンとぶどう酒の聖変化がないのですね。
聖変化がある時は、'ミサ'、ということでしょうか??
'典礼'の意味は、聖変化が無い時の礼拝のことをいうのでしょうか?
度々質問申し訳ございません。イエズス様に関することを知りたい一心です。
聖木曜はミサのみとなっていて、聖金曜は典礼のみとなっていますが、違いは何でしょうか?
調べても、ミサイコール典礼となっているものばかりで、わかりませんでした、初歩的な質問で申し訳ございません。