新・遊歩道

日常の中で気づいたこと、感じたこと、心を打ったこと、旅の記録などを写真入りで書く日記です。

'14年大河は 『黒田官兵衛』 に決定

2012年10月12日 | 本・新聞小説

 朝刊に嬉しいニュースが出ました。NHKの2014年放送の大河ドラマが、戦国時代に活躍した武将・黒田官兵衛に決まったそうです。主演は岡田准一さん。兵庫県、大分県、福岡県が舞台になるらしく、播磨灘物語再来年のことですがわくわく!
 岡田准一さんの演技も優れていると思います。何かのドラマでの演技が非常に印象的でした。何よりも、主演者が歴史が好きで、歴史の先生になりたかったというところがまたいいですね~!郷土愛から、福岡が全国的に有名になる事を願っています。放送は決定しているので、あとは安心して待つのみ。
 以前、福岡に住んでいながら福岡のことは何も知らない・・・と、手にした本が官兵衛の生涯を描いた司馬遼太郎 『播磨灘物語』 でした。その官兵衛がドラマになるとはなんとラッキー!
 放送前にはもう一度読み直したいと思っています。全4巻というとちょっと引きそうですが、講談社文庫は字も大きくてとても読みやすいのです。

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 福岡城を築いた黒田長政の父親が黒田官兵衛です。関ヶ原で、長政は如水(官兵衛)の命で豊臣家の諸武将を徳川方に組織づけ、家康に大きく貢献します。その功績で長政は家康から筑前52万石を封じられます。
 印象的なのは、長政が関ヶ原から凱旋して、中津の小さな城に如水を訪ね戦功を報告したときのことです。長政は小早川秀秋を裏切らせて戦況を一変させ、その時家康は長政の手を取り3度まで押し頂いたというのです。
 しかし如水は苦い表情で、『家康が執ったというそちの手は、左手であったか、右手であったか』と反問します。
「右手でございました」
「すると、そちの左手は何をしていたのか」
 如水(官兵衛)は関ヶ原の戦いが一年はかかるとみて、その間に九州四国を引っ提げて京に攻め上り、天下を取ることを夢見ていたようです。だから家康を除くその機を逃したことを問い詰めたのです。
 家康は如水にも封地を与え官位を進めようとしたらしいのですが、願うところは引退のみと事実引退してしまいます。
 中途半端な欲だったのか、天下を取るか引退かの二者択一だっのか、そんな官兵衛がおかしみをもって描かれています。
 商業的思想を持つ家系の始まりから、信長に傾倒し、秀吉に才能を認められて濃密な関係を結び、周囲に一目を置かれるまでに躍進する武将の特異な生涯が描かれて、楽しく読むことができました。
 この本がきっかけで、もう少し黒田のことが知りたいと思い立ち、現在は黒田古文書を読む会に参加しています。


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4 コメント

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》山口ももりさん (ちゃぐまま)
2012-10-18 00:41:53
黒田官兵衛はかなり長く劣悪な狭い牢に閉じ込め
られていました。足を悪くしたのもそのためです。
ぜひその牢を確かめてきてください。
黒田家の始まりは近江。なかなか商才があり、これも
また楽しいですよ。


》kazuyoo60さん
官兵衛の名前はよく聞きますね。
智謀にたけ秀吉の軍師として活躍しました。
「お江」の時はたしか柴俊夫さんが演じていました。


》おばさん様
V6,活躍しますね~!
今の大河の平時忠役もそうだし、朝いちの司会者もそうです。
若い人が活躍するのはいいですね。
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天才軍師・ 黒田官兵衛ですね。 (おばさん)
2012-10-17 23:30:40
主人は大分出身ですので、明日にでも教えてあげます。
きっと興味深く関心度も高いかも・・・。
主演はV6の若い人ですね。こちらも楽しみだわ。
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官兵衛さんですか。確かに、魅力的な方ですね。 (kazuyoo60)
2012-10-12 11:51:50
私は蚊このドラマでしか知らないのですが。
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如水・・・魅力的な人物ですねえ。私のイメージで... (山口ももり)
2012-10-12 08:45:19
如水・・・魅力的な人物ですねえ。私のイメージでは短躯、金つぼ眼がけいけいと光り、口には皮肉な笑みが・・・現代的でドライで直感的に物事の確心が見える・・・なんて・・・主人公の俳優のお方は知らないのですが、楽しみですねえ。彼が閉じ込められていた洞窟が大阪の何処だったかにあるとか・・・そのうちに見に行くことになるでしょう。
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