新・遊歩道

日常の中で気づいたこと、感じたこと、心を打ったこと、旅の記録などを写真入りで書く日記です。

ゲットな(?)一日

2007年09月08日 | 福岡市美術館

福岡市美術館で「第66回創元展」と「南方録と茶の心」を見てきました。妹と久しぶりの鑑賞です。

070907ohori_004創元展には、全国からの選抜作品と北部九州在住作家の大型の作品が220点あまり展示されていました。妹の知人の方も出展されていて、地元だけに知人縁戚の入場者でにぎわっていました。

ここで、なんとサプライズが!展覧会ではめったにないことですが、受付でくじ引きがあり水彩の色紙が当たってしまいました!およそ「当たり」には縁がなかっただけに、この幸運に感謝しています。写真が創元会会員松尾正勝氏のポルトガルの海岸を描いた水彩の色紙です。

南方録と茶の心」

Photo_5 『南方録』は千利休の茶法を門人の南坊宗啓が編纂したもので、茶書の中でもひじょうに貴重な書と位置づけられています。利休が亡くなり100年間その存在が知られていませんでした。17世紀末になって、福岡藩士の立花実山がその存在を知り、7冊の本として筆写しました。実山の写本を弟の寧拙がもう一度筆写して、2種類の『南方録』が今回同時公開されました。茶道にかかわる妹は知っていましたが、私は初耳。茶の湯の世界にとって、こんな重大な発見を福岡の武士がしていたということが私の大きな驚きでした。

実山は、詩、和歌、書画、学問にも優れ、多くの作品が展示されていました。まさに福岡の江戸文化を垣間見る思いでした。

Photo_6070907ohori_002 お昼は、京料理のお店でみやびなお膳をいただきました。ここでもゲット商品が!インターネット検索でクーポン券を持っていったので、なんと1500円のちりめん山椒をプレゼントしていただきました。2人ともそれぞれお土産を手になんともラッキーが重なった一日でした。


コメント (17)    この記事についてブログを書く
« 座右?の書 | トップ | とにかく面白い! »

17 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
おめでとうございます~!! (ゆう)
2007-09-08 00:41:32
とってもツイてるハッピーな一日ですね♪♪

それにしても、私も南方録なるもの、全然知りませんでした。
中身は、どんなことが書かれているんでしょうか???
気になります。
返信する
お早うございます。 (Toshiko)
2007-09-08 07:22:15
またまた知識を広め深められた上、ラッキーがダブルで・・・
本当に好い一日でしたね~~

因みに、先日のゴーヤチャーハンは簡単に美味しくできて、
お一人様のお昼に重宝しています♪ Merci !
返信する
ちゃぐままさん おはようございます。 (酒徒善人)
2007-09-08 09:33:27
昔から2度あることは3度あるって云うじゃないですか。
今日1日、次は何のイイコトあるか楽しみですね!
返信する
この絵を戴かれたんですか。良い記念になりますね。 (kazuyoo60)
2007-09-08 10:11:33
南方録、素晴らしい本ですね。昔は1字1字を書き写されたんですよね。
スゴイ努力ですね。今はコピーも、ましてデジタルとなると欲しいだけのが寸分違わずです。
お料理美味しかったでしょう。しつらえも上等ですね。クーポン券ですか。ネット検索、有効に使われました。ラッキーづくしです。
返信する
こんにちは (kju96)
2007-09-08 12:29:05
日中は夏に逆戻りしたような暑さですが、朝夕は過し良くなりましたね。
「創元展」と「南方録と茶の心」の観賞・・・・・・芸術の秋ですね。
絵画とちりめんプレゼント。美味しい秋を満喫していますね。
茶道の原点と言うべき書物「南方録」と「菜根譚」詳細は分かりませんが、
以外に身近に感じることが多いですね。
「南方録」の「茶道」、「露地」、「懐石」など、広告の必読本です。
しかし・・・内容は、楽しいのですが、奥が深いので、”いいとこ取り”だけ、
本格的に読むと面白いのでしょうね。
立花実山の茶経の写しを身近で見られた後の京料理は格別でしょうね。
露地・和の庭園で、お茶を楽しむ。
季節も相乗・・・日本人の大切なこころですね。
今日は、和菓子でも買うことにします。只今、岩田屋で”イタリア祭”見物。
美味しいワイン(試飲)で昼間から酔っ払っています。


返信する
ゆうさん、こんにちは! (ちゃぐまま)
2007-09-08 15:10:50
『南方録』は、『ひと言で言うなら、千利休の茶とは何かを説く、
最も詳細で、最も大部の伝書ということになる』そうです。
妹は、南方録の現代語訳の本を持っているといっていましたよ。
原本は英語以上に難解。
文字のデザイン(?)の感覚で見てきました(^m^ )クスッ。


toshikoさま、こんにちは!
妹とラッキーな楽しい一日でした。
この創作ちりめんは、有馬産の粒山椒と淡路島の最高級ちりめんを
使ったお店のこだわりちりめんです。
toshikoのところに近いですよね。早速いただいています。


酒徒善人さん、こんにちは!
2度あることは3度ある・・・が多分いっぺんにきたのでしょう。後はなし・・・かな。
今までのいいことは、旅行でエコノミー料金でビジネスクラスに
2度も格上げされたことです!
機内食の料理もワインも違うし、私の自慢話なんです。


kazuyoo60さん、こんにちは!
写本は1字1字、字体も似せて気が遠くなりますね~。
私みたいにあわて者は、途中で字が間違ったらどうするのかな・・・と
不安になりました。
毛筆の字もすばらしく、昔に生まれなくてよかった!


kjuさん、こんにちは!
いいとこ取りでも、「南方録」に目を通されたことはすごいですね。
食事の場所は、美術館に近い「松幸」です。
創作ちりめん、おいしかったですよ!情報の有効活用です!
イタリアンフェスタ、やはりお若いですね~!
「胃」が好奇心を示さなくなりつつあります。
こんなことをいうと娘がとても悲しがりますが。
でも涼風が吹き始めて、そろそろワインが恋しくなる頃ですね。

返信する
良い記事ですね。「南方録」って知りませんでした... (山口ももり)
2007-09-09 10:18:37
良い記事ですね。「南方録」って知りませんでした。ビジネスで旅したい!!!でも、そのお金で2回行ける、と思っていつも、我慢、我慢・・・・あ・あ・あ・・・海外ではファーストレディー・・・いえいえレディーファーストのご主人様に乾杯!!!
返信する
ももりさん、こんばんは! (ちゃぐまま)
2007-09-09 21:42:54
「南方録」を知り一歩前進・・・と思うのは愚か !?
昨日までの記憶の数個が削除・・・?
一歩進んで数歩下がるのこのごろです!

私ももちろん最初から「2回」を選択しますよ!
たなぼた旅行は、個人旅行だった幸運でしょう。
そのときは、ワインはコッポラのワイナリーの100ドルのもの。
「飲まなきゃそん、そん」で、結果、せっかくの朝食は見たくもない・・・。
まさに「そん、そん」の愚かなりのフライトでした(^m^ )クスッ
返信する
ちゃぐままさん、こんばんは。 (ミーシャ)
2007-09-10 02:13:31
博多の立花家に伝わった秘伝書を見られて羨ましいです!
茶道を嗜んだことがあるにもかかわらず、詳しくは知りません " "(/*^^*)/ハズカシ
古文書というものには独特の香りがあり、好奇心にかられます。
古いもの、大好きです。
高校時代には考古学クラブに入部していた暗いヤツでして(笑)
ちゃぐままさんの強運にあやかりたいですよ~
大好きなちりめん山椒だけでも・・・
返信する
関口知宏の「中国鉄道の旅」。関口氏の落ち窪んだ... (山口ももり)
2007-09-10 07:54:33
関口知宏の「中国鉄道の旅」。関口氏の落ち窪んだ生気のない目・・・穏やかなというべきか???「きっとお腹はグズグズ」とか、思って見ています。もっとも、抗生物質の入った薬で、ピタッと治りますし、スタッフにも、医療関係の人はいるでしょうね。余計なお世話か・・・・・インド、メキシコ、ネパール、カシュガル・・なんか行きたいけど・・・・お腹のことを考えて行ってないんです。ヘディン、スタインや、マルコ・ポーロなんか、ヨッポど強靭な体力と胆力の持ち主だったのでしょうね。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。