新・遊歩道

日常の中で気づいたこと、感じたこと、心を打ったこと、旅の記録などを写真入りで書く日記です。

渋皮煮 & マロングラッセ

2007年10月05日 | 食・レシピ

10月に入ったとたんに大きな栗を店頭で見つけました。9月末にスーパーで買った2キロの栗は小粒で品質がよくなかったので、野菜やさんの店頭をいつも物色していました。大きくてつやつやの大分産と熊本産を1キロずつ購入、かなり満足度のいく栗でした。

栗ご飯でもなく栗きんとんでもなく、作るのは渋皮煮。1キロずつが作りやすい量です。

  1. 070930oyuwari_006_2 専用のはさみで1個ずつ丁寧に鬼皮を剥き、鍋に栗を入れてひたひたよりちょっと多めの水を入れます。小さじ1の炭酸を入れて一晩置いてあく抜きをします。
  2. 翌日水を取り替えて小さじ1の炭酸を入れて30分ゆでます。
  3. 今度は水だけで30分ゆでます。さらにもう1回繰り返してゆで、お湯を切ります。
  4. 鍋に栗を入れて、ひたひたの水と砂糖400gを入れ弱火で50分煮ます。しょうゆ大さじ1.5を入れて火を止め、あとは味がしみ込むを待ちます。渋皮煮はここまで。

マロングラッセ

  1. 上の渋皮煮をことこと弱火で20~30分煮て冷まし、5~6時間置いて味をしみ込ませます。
  2. また弱火にかけて煮立ったらブランデー40~50ccとバニラエッセンスを適宜入れて火を止めます。
  3. あとは容器に入れて冷蔵庫で保存します。

0710050930oyuwari_003_2写真はマロングラッセ。渋皮煮もマロングラッセも見た目は同じですが、さすがブランデーの香のするグラッセはおしゃれな味がします。奮発してナポレオンを入れました。市販品のように黄色い美しいマロングラッセではありませんが、型崩れがしなくて評判はいいです。

2週間で4キロの栗。渋皮煮は我が家の歳時記みたいなものでどうにかノルマ達成!皮むきからグラッセまで3日がかりで、やれやれです。皮むきの半分は夫が手伝ってくれました。これも数年前からの我が家の歳時記になっています。

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13 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
今年も美味しいのが出来ました。とても綺麗に仕上... (kazuyoo60)
2007-10-05 16:18:03
今年も美味しいのが出来ました。とても綺麗に仕上げられてます。工程の大変さ、美味しくなるはずです。無くてはならない秋のお味ですね。
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子供の頃、家には栗林があって、お風呂を炊きなが... (山口ももり)
2007-10-05 18:48:50
子供の頃、家には栗林があって、お風呂を炊きながら栗をやいたり、栗ご飯の皮を剥かされたりしました。栗って、本当に食べるのに手がかかります。渋皮煮は挑戦しましたが失敗。それ以来、やっていません。でも、やっぱり、栗ご飯なら簡単ですから・・・美味しいし、それに、画材としては抜群です。イガに入った栗を描いてみましょう。その内に・・
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kazuyoo60さん、こんばんは! (ちゃぐまま)
2007-10-06 01:35:50
渋皮煮の工程はわずらわしいようですが、
栗向き専用のはさみが実力発揮です。
大変さの向こうに、差し上げる人を思い浮かべると
意外に大変さを感じないものですね~。
最近はサツマイモも、栗も、梨も子供の頃のような深い味が
なくなったような気がしてなりません。

ももりさん、こんばんは!
家の栗林?   ってことは輸送距離0m?
そんなに新鮮な栗を食べていたのですか?
以前、朝採れたばかりという栗を宅配で送っていただいたことがあります。
そのおいしかったこと!最高の渋皮煮が出来ました。
以来、同じような栗には出会っていません。
自宅の庭で採れる栗は、最高の贅沢ですねd(^0^)b グッ!

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こんばんわ (kju96)
2007-10-06 01:56:33
先ほどNHKのハイビジョンでフランスからの生中継で、プロバンス地方の田舎町の栗の話が出てきまして、勿論、マロングラッセも・・・明日、食べようと言っていた
矢先にちゃぐままのブログを見たら・・マロングラッセの話題でした。
渋皮煮もこの季節には外せないアイテム。秋だな~と実感します。
小さい時、山に行き、栗ひらいを手伝ったことを思い出します。
明日は長崎くんち・・・・オフイスの彼女を連れて(疲れますね)
長崎も庭見せには、栗が並びます。
マロングラッセは家庭で作るのが一番・・お店のより美味しいと思います。
出来上がるまでの時間が・・・これも秋の叙情でしょうか。
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今、kju さんのコメントで思いだしました。スペイ... (山口ももり)
2007-10-06 08:21:19
今、kju さんのコメントで思いだしました。スペインで、下宿してた時、女主人が連れて行ってくれたお家の暖炉で、焼いた栗・・・スペインの栗って、日本の栗とは全然ちがいますね。日本の栗のほうが遥かに美味しいです。ちゃぐままさんもスペインの写真をアップしてらっしゃいましたね。
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我が家は昨日栗ごはんでした。 (酒徒善人)
2007-10-06 15:35:39
ちゃぐままさんは栗の皮をどのようにして剥いておられるのでしょうか?
なにか特別な鋏でもお使いですか?
我が家の親父も無人の野菜や果実の販売所を秋の季節に出していますよ。
売れた数と料金箱のお金の合計には、かなりの差が出るようですが・・・
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kjuさん、こんばんは! (ちゃぐまま)
2007-10-06 18:55:13
ハイビジョン放映、ちょうど田崎ソムリエのブルゴーニュのところで、鮮やかなワインの色が印象的。きっと高級品なんでしょうね~。それにあの手つきがさすが美しいです。
旅行のとき、ヨーロッパのレストランではワインと水が同じくらいの値段。日本人には解せない価格ですね。
10月はヨーロッパとか。絞った体を維持するかor容量が大きくなった体にたっぷり注ぎ込むか・・・、な~んて意地悪な質問ですね。

ももりさん、こんばんは!
スペインの栗、お土産にマロングラッセを買って帰りました。お店のおすすめで、
普通のとさらにチョコレートでコーティングしたものを買いましたが、
これを食べるに大分苦労しました。甘い、甘い、甘い!
マロングラッセをさらに甘いチョコレートでくるむなんて、日本人にはない感覚ですね。
スペインで下宿されたとは、なんとも素敵な話ですね~。
キリスト教圏の歴史解釈では、スペインのイスラム文化が果たした役割が正しくなされていないようですね。
8~10世紀の、イスラム文化の発達には大変興味があります。


酒徒善人さん、こんばんは!
栗剥き専用の鋏があります。
デパートに売っていて、「くりくり坊主」。
2000円くらいで、これは絶対に買う価値ありです。
これがなかったら栗4キロの渋皮煮なんて到底出来ません。
結構長持ちしてもう10年以上も使っています。
無人販売所、名前を聞いただけでわくわくします。
大和路にぴったりです。
数十年前のが今も続いているのがなんとも嬉ですね~。
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こんばんは! (ピーコ)
2007-10-06 21:29:15
マロングラッセが自宅でできるなんて、ビックリです。
栗は大好きですが、この時期栗ご飯にするしか思いつかない人間です。
でも、自家製のマロングラッセなんて、美味しいだろうなあ・・・いいな、いいな。
先日主人が、仕事でもらってきたんです、マロングラッセ。毎日一つずつ、
大事に食べたんですよ。自分で作ったら、いっぱい食べられていいなあ・・
いただいたマロングラッセに、起源がかいてありました。
なんでも、アレクサンダー大王が最愛の妃に送ったのが最初だったそうです。
愛の告白なんですって・・・甘いものねえ・・・
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ピーコさん、こんばんは! (ちゃぐまま)
2007-10-07 00:01:11
そうなんですよね、市販の高級マロングラッセは、毎日1こずつ!
でも家で作ればあの黄金色のグラッセではないけど、
「がぼがぼ」と食べられるんです。ちょっとありがたみにかけますけどね(^m^ )クスッ
大分産と熊本産の栗が、大粒で品質がよかったので仕上がりも上々でした!
ブランデーの香がたまりません。半分は渋皮煮にしました。
4キロ作ったけど、店頭の栗を見たらまたむずむず・・・。
きっともう一回は作るだろうな・・・。
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優しいコメント有難うございました。皆様に勇気を... (山口ももり)
2007-10-07 11:22:32
優しいコメント有難うございました。皆様に勇気をいただいてブログを続けています。私の絵は、テンペラという素材です。ちょっと説明は長くなりますので略します。HPには、少しは書いています。
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