なんの因果か、今年はじめての映画が「秘密結社鷹の爪」。
新年早々のアニメ映画は一時間三十分以上にもわたる「フラッシュムービー」映画だったのだ。
時として本編よりも面白いTOHOシネマズのマナーアニメ「鷹の爪」。
ついに映画となって今回で三作目。
これまでの2作品は知っていながらワザワザ劇場にまで足を運ぶ気力はなかったのだが、3作目にしてついに劇場を訪れたというわけだ。
劇場を訪れるきっかけになったは、昨年末にFM大阪で放送された「Saturday Waitting Bar Avanti」。
監督のフロッグマンが出演し、この映画のことを話しているのを聞いてしまったからだ。
予算インジケータだとか、
本格的CGだとか、
スポンサーのことだか、
が、独特の面白さを感じさせて「見に行きたい!」という気分にさせられてしまっていたのだ。
お正月映画第二弾として公開された割に「鷹の爪」はアニメーションとしてはかなりシンプル。
いや、シンプル、というのは正しい表現ではない。
ちゃち、
いや、四コマ風、というのが正しいのかも。
そもそもフラッシュムービーなのだから、映画というよりもインターネットのためのアニメーション。
動きとか芸術性とかいうよりも、この作品の最大の魅力はキャラクターが話すギャグにある。
笑っていいのか悪いのか。
展開されるネタはかなりシュールで面白いのだ。
雑なイラストのように思う作品だが、そのネタは大人でないとわからないモノが少なくない。
政治ネタ、
芸能ネタ、
商業ネタ、
と多岐に渡る。
私の大好きな「いしいひさいち」の四コマ漫画に通じる部分もあったりして、かなり笑えるのだ。
しかしながら、そこはやっぱりフラッシュムービー。
一時間半以上の上映時間は正直かなり疲れてしまう部分があったことも、これまた確かだった・
1800円も払ってみるべき映画なのか、それともDVDになってから見るべき映画なのか。
そのへんは人それぞれに意見が異なるだろう。
ともかく、最後の最後に一万人もの人々が一同に叫ぶとは思わなかった。
「た~か~の~つ~め~」
と。
正直言って面白いけど、見るのはビデオになってからでもいいと思う。
そんな映画なのであった。
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