<新・とりがら時事放談> 旅・映画・音楽・演芸・書籍・雑誌・グルメなど、エンタメに的を絞った自由奔放コラム
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叔父の家に新年の挨拶に出かけた。
「おまえに見せたいもんがある」
という叔父の真剣な顔に「なんだなんだ」と思って神妙に待っていて出てきたものは、フェラーリの1/10スケールモデル。



この一年と少しばかり叔父はディアゴスティーニのフェラーリモデルをコツコツと製作していたのだという。

「もう、こんなのに凝ってしまって」

と嘆く叔母。
70歳を超えてスケールモデル作りに熱中している叔父に文句を言い、叔父は叔父で作っても誰も見てくれないので訪れてきた甥っ子に自慢のモデルを見せて得意顔。
老後の模型作り。
私はなかなか良いボケ防止ではないかと思うのだが家族に理解されない叔父が、気の毒ではあると思いながら笑ってしまうのだ。

それにしてもディアゴスティーニ。
仕上げるためには12万円近くもかかるモデルだが、これを一気に買わすのは難しいが不思議な分割方法で交わせるというビジネスモデルには感心する。
しかも仕上がったモデルもなかなかでディテールは細かいし、エンジン音は鳴るし、ライトもつくし、ドアのガラスも開け閉めできる。
芸が細かい。
総重量は3kg以上あるので、そのどっしり感もたまらない。

シニアの余暇。
最もすぐれて細かい芸はディアゴスティーニの企画力だったりして。

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