なんだか気持ちの悪いニュースだと思う。
今日の夕方のニュースによると、「アニメのアプリだと思ってダウンロードしたら、他人から自分がどんなアプリを使っているのかのぞき見されるソフトだった」というようなスマホ用のアプリケーションソフトが、ある程度名のあるソフト会社から出されていたことが顕になった。
今現在、このような行為が犯罪に当たるのかどうか、当局は調査中だという。
が、普通の感覚からすると、どう考えても犯罪以外のなにものでもない。
当事者の同意を得ずに調査するのはどうかんがえても個人情報の流出、しかも質の悪い部類に入るんじゃないかと私は思っている。
そもそも、ネット関係の会社には既存の道徳が通用しにくいところが少なくない。
ネットだと、何をやってもかまわないという風潮が幅をきかせているように感じられてないらない。
国境を簡単に超えられるところからポルノグラフィーも垂れ流し。
著作権のある映像も、法律見整備な国外のサーバーからのアクセスならば合法とばかりに無料で公開。
かなり広範囲に渡り知的所有権が侵害されている。
従って、個人情報でなければ勝手に見に行っても構わない、どうせリアルな世界じゃないんだし、とばかりに出歯亀ソフトをこしらえて知らない間に他人のスマホに潜らせるのも罪の意識はまったくない。
新手のITビジネス程度にしか感じていないに違いない。
ともかく、今回の事件はその気さえあれば、誰にも気付かれず他人のIT機器にスパイを送り込むことが可能であるという何よりの証拠。
中国のスパイ組織が日本の軍需産業関連企業にスパイソフトを潜りこませるのも、このニュースを見ている限り特に難しいことでもなさそうだ。
それにしてもフリーソフトのなんと恐ろしいことだろうか。
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