<新・とりがら時事放談> 旅・映画・音楽・演芸・書籍・雑誌・グルメなど、エンタメに的を絞った自由奔放コラム
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最近発表されたテレビの月間最高視聴率が20%を切って18%台になってしまったのだという。

地上波デジタル放送に切り替わってNHKの契約数も激減したとのニュースが世の中を騒がしたけれども、テレビ番組に魅力のあるものが少なくなってしまったためか、最近テレビ番組が私の周囲でも話題に上がることはほとんどなくなってしまった。

仕事が忙しくてテレビ番組を見る時間が無いことも手伝っているのだが、それでもケーブルテレビで時代劇専門チャンネルやナショナルジオグラフィックチャンネル、ディスカバリーチャンネル、ザ・シネマなどは見ることがあるので、テレビ番組そのものを見なくなったというよりも地上波にチャンネルを合わせなくなったというのが正直なところだろう。

「選択肢が増えた」
と報道は分析していたが、単に選択肢が増えただけで地上波の視聴者が減ってしまうものだろうか。

付き合いのあるプランナーと居酒屋で話をしていて、
「最近テレビのCM,気が付きました?高級品はテレビでCMしなくなっているんです。」
ということが話題になった。
確かに製品を選ぶときにコマーシャルはあまり参考にならなくなってしまった。
電気製品でも書籍でも、家庭用品でも、衣料品でも、購入するときにチェックするのはネット。
テレビのCMを見ていて「これ欲しい!」とは思わなくなってしまっているのだ。

ケーブルテレビで放送されるCS局はCMが少なく、ほとんどノンカット、ノンストップ。
いかに「広告」が重要ではなくなっているのか実感することができる。
見たい放送局にはお金を払って見る。
見たくない放送局は選ばない。
だからNHKも選ばない、がこれは余談。
というスタイルが定着しつつあるのかも。

ところで、企業の寿命は50年が節目だそうで、それ以上事業継続できる会社は稀だということを聞いたことがある。
長く続くにはそれだけの魅力とマンネリしない体質が必要で、それだけ続けば小から中、中から大企業に成長する可能性もあろうってもの。

テレビも放送を開始して半世紀。
もしかすると地上波テレビの事業が賞味期限を迎えているのかもわからない。

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