萬文習作帖

山の青年医師の物語+警視庁山岳救助隊員ミステリー(陽はまた昇る宮田と湯原その後)ほか小説×写真×文学閑話

花訪う、記憶の季

2013-04-25 09:49:45 | 雑談
初夏の光、記憶の花 



おはようございます、今朝は晴れと曇りをめぐる空です。
さっき昨夜UPした短編連載「暁光の歌12」と「朱音、戀うる陽」の加筆校正が終わりました。
今日は「暁光の歌13」と第64話「富岳」の続きをUP予定です。

写真の花は蛇苺です。って漢字で書くとスゴイ名前ですね、笑
なんだってこんな名前なのかは諸説あります、で、確かに赤い実が生ります。
それ自体は食べないんですけど、ウチの祖母ちゃんは酒に浸けて薬にしていました。
小さい子の汗疹なんかに効くのだそうです、で、自分も小さい頃は祖母ちゃんの蛇苺酒を塗ってもらいました。

下は蓬草、ヨモギです。祖母ちゃんは「餅草」と呼んでいました、新芽限定でね。
正月支度の12月28日あたりだったかな?コレを採りにお決まりのポイントへ行くんですよね。
山の陽当たりの良いトコなんですけど選別して摘みます、なので小さい頃は「ソレ違うねえ、」とよく笑われました。
結構たくさん摘むので指先が蒼くなるんですよね、それを服につけると染みが取れなくなったりします。
で、餅つきの時に湯がいて搗いて、正月の餅の一部に混ぜ込んで鶯餅を作るのに使います。
今は代替わりしてコンナ手の込んだことはしなくなりましたが、好きな時間の記憶です。




コメント
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