萬文習作帖

山の青年医師の物語+警視庁山岳救助隊員ミステリー(陽はまた昇る宮田と湯原その後)ほか小説×写真×文学閑話

Short Scene Talk 某日、診察室にて ―Aesculapius act.1

2013-11-14 11:06:13 | short scene talk
秋、夕暮時
雅樹38歳、光一23歳、英司23歳


Short Scene Talk 某日、診察室にて ―Aesculapius act.1 

「雅樹先生にとって俺は同情の対象なんですか?クリスマスのあの時も可哀想な子供だからって構ってくれたんですよね、」
「同情というより似てるなって想うよ?クリスマスの時もね、僕と似てるなって想ったから一緒にいたかったんだ、」
「あのとき、先生も一緒にいたいって想ってくれたんですか?」
「なにソノ質問?」
「あ、光一、おかえりなさい、」
「ただいま雅樹さん、雅樹さんは俺といちばん一緒にいたいよね?クリスマスのナントカって今の話はコイツの妄想だよね?」
「あのね光一、今の話は小学校1年せ」
「妄想じゃないよ?俺、本当に雅樹先生とクリスマスを一緒した事あるから、」
「クリスマスはいつも俺と一緒だもんね、俺が生まれてからずぅっとそうだもんねっ、」
「それでも本当だから、悪いけどさ?雅樹先生、本当ですよね?」
「うん、本当だけど、光一も憶えてるよね?小学校1ね」
「雅樹先生、今年のクリスマスも久しぶりに俺と一緒ですね?講習会だし、」
「オマエは手伝い来なくて良いね、俺が雅樹さんの助手やるからオジャマしないでよね?雅樹さん、今夜の夕飯何がイイかね?」
「畑の茄子がたくさん熟れてたから茄子のはさみ揚げどうかな?それでね光一、さっきのクリスマスの話なんだけど小学校1年生のと」
「先生、今夜は俺も御相伴に行って良いですか?茄子のはさみ揚げって俺、好きなんです(笑顔)」
「うん、い」
「嫌だね、お断りだよ?笑顔で雅樹さんまでたぶらかさないでよね、このエロ別嬪、」
「痛っ…いま本気でやったろ?本当に痛い、雅樹先生ちょっと診て頂けますか?」
「俺が診てやるよ、ソコ座んな?雅樹さん、ちょっと休憩しててね、その箱にオヤツ入ってるから、」
「ありがとう光一、でもクリスマスのことなんだけど誤解なんだ、小学」
「後でちゃんと聞かせてね?夜にゆっくり、」
「よ…(夜って光一そんな夜にゆっくりなんて僕いろいろ妄想しちゃうんだけど困るよ僕ってやっぱり変態だ)」
「夜にゆっくりってエロいな、光一と雅樹先生ってやっぱりそういうことなんですか?(笑顔)」
「あ…(そんな質問しないで恥ずかしい困る君だってそんな質問困るだろ?っていうか変態認定されてるのかな御岳の人は知ってることだけど難しいよね)」
「オマエに報告する義務なんざ無いね。雅樹さん、コレ終わったらコーヒー淹れるからね、」
「ありがとう、光一、(今は何言っても僕は墓穴掘る気がする)」




敢えて会話文だけの短文ワンシーンです、誰がどの台詞か解かりますか?
コレ頂いたメッセージメールにお返事した一部分なんですけどね、楽しんで貰えたのでコッチにも載せてみます。
なので気が向いた時リクエスト頂いた時、なんとなく機会があったら掲載するようになるかなって感じです、笑

Aesculapius「Manaslu14」加筆終了です、校正ちょっとだけしたら15の加筆校正します。
Savant「Vol.2 Attempt 峻嶮の恭5」加筆校正まで終わりました、台詞がいろいろ増えてます。
夜は第71話の続き、どっちサイドかは未定です、笑

休憩合間に取り急ぎ、









コメント
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