萬文習作帖

山の青年医師の物語+警視庁山岳救助隊員ミステリー(陽はまた昇る宮田と湯原その後)ほか小説×写真×文学閑話

Short Scene Talk キャンパス某日 ―Side Story act.1 

2013-11-17 22:01:00 | short scene talk SS
未来点景@大学構内



Short Scene Talk キャンパス某日 ―Side Story act.1

「そんなに学校こないで、賢弥にも余計なこと言わないで?」
「そうやって周太が名前で呼んだりするから気になって来ちゃうんだよ、」
「名前で呼ぶくらい良いでしょ?英二だって光一って呼んでる癖に、」
「俺は名前で呼ぶの多いだろ?周太は珍しいから気になるんだよ、」
「俺だって光一って呼んでるよ?美代さんのことだって名前で呼んでいます、いいからもう帰ってね?」
「あ、待ってよ周太、昼飯一緒にしようって来たんだから待ってよ?」
「ほらっ、やっぱり彼だわ、お久しぶりです!」
「え?」
「あ、憶えていませんか?アルバムの時にお話しした法学部の、」
「ああ、あの時はありがとうございました、(ってタイミング悪、早く周太追いかけたいのに声かけないでほしいんだけど?)」
「憶えていてくれたんですね(照)よかったらランチご一緒しませんか?」
「ありがとう、でも先約があるんです、あっ、周太?」
「先約あるんだね英二?じゃあ、」
「あ、待ってよ周太ちがうんだってば、周太と飯食いに来たんだよ俺?」
「やくそくなんてしていないです、だからあのこたちとごはんたべたら?」
「あ、周太、嫉妬してくれるんだ?嬉しいよ、(笑顔)」
「…どれいのくせになまいきです、もうかえって?いまから演習のミーティングランチなの、部外者はこないで?」
「部外者って…そんな冷たいこと言わないでよ、周太?」
「かってにきたくせにどうじょうひくかおしないで?ほんと忙しいのかまえないの、夜もおそいかもしれないの、じゃあね、」
「あっ、待ってよ周太…ほんとに置いてかれた俺…(賢弥が隣に座ったらなんかヤダ、美代さんの隣には絶対に座ってそうだけど周太、泣)」




英二と周太@本郷キャンパスでのワンシーンです。
第61話「燈籠act.2」2013.2.22掲載とリンクしています。

いま第71話「渡翳6」校正まで終わりました。
Aesculapius「Manaslu17」これから加筆して、終わり次第で第71話の続きかなってトコです。

取り急ぎ、







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