まじめにDANCEを語る

2006年09月19日 | Weblog
「2005 THE WORLD SUPER ST☆RS DANCE FESTIVAL」

先日、社交ダンスの世界トップ選手のDANCEを見る機会に恵まれました。

あっ、実際に生で観たのではなくて、DVDを患者様にお借りしてみて見たんですけどね…



しかし、もの凄くハードな競技だったんですね、社交ダンスって。

改めて知りました、彼らは「一流のアスリート」だということを。。。

どのあたりが「一流」なのかといいますと…

☆「体幹の安定性」と「骨盤のコントロール」がバツグンに上手い。

他にも深部感覚が鋭いとか、股関節の動的安定性が高いとか色々ありますが、
先ずは☆でしょう。



長くなるので細かい話はすっ飛ばしますが、

ふつうヒールのある靴を履いて立つと骨盤は前に倒れ、下腹部の力が入りにくくなります。

下腹部の力が緩めば上半身と下半身をつないでいる体幹の安定性も低下してしまいます。

そうなると上半身と下半身の動きにつながりを保てず、全身をすみずみまでコントロールすることが

難しくなるので、滑らかな動きや素早く切れのある動作を生み出せなくなります。

また、骨盤の傾きに背骨も影響を受けて、お尻を突き出し背中を反らした姿勢になります。

結果、全体の姿勢が上から圧縮されたように縮みこんだものになってしまいます。

こうなると伸びやかな姿勢・動きが非常に難しくなってしまいます。



ヒールが高い靴をはくことで発生する数々の障壁。

世界の舞台に上がるほとんどの選手が見事にクリアしている。

どのペアも腹横筋や内腹斜筋といった腹部の深層にある筋肉を上手に使い、骨盤の前傾を抑え、

脊柱を常にニュートラルな位置に安定させています。

彼らの、鋭い回転にも揺らぐことのない「体軸」、フロアを滑るように移動する際のしなやかな「四肢の動き」を

可能にしているのは、腹部の深層にある筋群の働きによる体幹の安定性の高さによるといっても過言ではないでしょう。


しかし、観れば観るほど身体能力の高さに驚かされます。

そして、競技・芸術としての完成度の高さに感動を覚えてやみません。

私としては、なぜ、オリンピックの種目に選ばれないのか不思議ですらありますね。


オットット、熱く語りすぎました。

異論・反論・オブジェクションなどなど、お持ちの方もあるやも知れませんが、笑って許していただきたい


なにぶんDANCEのDの字も知らない、未経験者の意見ですから

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