頚部の治療で出来る事

2008年09月09日 | セミナー/講習会

今月のとよたまセミナーは

「9/28(日)頚椎の操作:関節モビリゼーション/スラスト&頭頚部の操作:ASTR」

です。

頚椎の操作は個人的には一番好きな部位です。

スラストは座位も臥位もよく打ちます。

何でスキか?

といえば、単純に「得意」である事が一つ。

もう一つは、臨床上とても重要な部分だからと言う事が一つです。

例えば、

・上部の頚椎周辺はメカノレセプターに富んでおり、

姿勢制御にかかわる重要なポイントであると言う事。

・同じく上位2椎体は脳-脊髄を包む硬膜の連結があり、

頭骸骨と仙骨をつなぐ運動に関連が深いこと。

・中部から下位の頚椎が屈曲し、上位の頚椎が過伸展した

「頭部前傾姿勢(フォーワードヘッドポスチャー)」は、顎関節症の発症に関連しており、

頚椎の操作が「開口制限」や「顎部の疼痛」によく反応すること。

・緊張性頭痛や頚椎症性頭痛といった頭痛に効果が高いこと。

・花粉症で鼻粘膜の慢性的な浮腫(鼻の通りが悪い人)を持つ方の症状の緩和にも効力を発揮する事。

数え上げたらきりがありません。


頚椎の面白いところは、スラスト以外の軟部組織の操作でも関節の制限を解除しやすいという点です。

広頚筋のASTRで下部頚椎から上部胸椎の異常運動も解除できたりと、

狭い範囲ですが楽しみどころ満載です。









































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