夜尿症

2010年07月13日 | よもやま話
先日、3歳児検診などで小児の発育などを検査するお仕事(何師というお仕事なのか存じ上げませんが…)

をされているというカウンセラーのAさんの治療中に上がった話題。

ちょっと面白かったのでブログに載せさせてください。

題して【紙オムツとオネショ】

Aさん「10年ほど前は幼稚園に紙オムツなんて置いてなかったのに

今じゃ当たり前においてあるんです。

昔は幼稚園に上がるころにはだいたいオムツも外れていたんですけどね。

いまは3歳過ぎてもオムツが外れない子どもが多くなっているんですよ。」

とおっしゃる。

私「お漏らしは膀胱の発育が未熟なうちの出来事だそうですね。」

Aさん「今の子は発育が悪いって事ですかねぇ?」

そこでふと疑問が頭をよぎりました。

そもそもこれだけ豊かな時代(不景気とはいえ、

栄養失調の子どもがわんさといるような状況ではない)

低栄養による発育不全などあるのだろうか?

いやあるまい。

となると環境的な要因か?

膀胱の発育にまつわる今と昔の環境の違いとは

いったい何だろう?

と…

頭の中は「紙おむつ」と「膀胱」がグルグル回っています。

そして「ピンッ!」ときましたよ

恐らくは「自律神経系の発達」がキーワードだと。


膀胱に限らず内臓は自律神経という神経によって

コントロールされているのはご存知の方も多いでしょう。


自律神経には「交感神経」と「副交感神経」があり

互いにアクセルとブレーキのような関係があります。

副交感神経は消化吸収や排泄、組織の成長や修復を促し

交感神経は、カラダを「動く」ために適した状態にする働きを持っています。

そして急を要する状況では、交感神経は劇的な働きを担います。

この劇的な反応を「緊急反応」といいます。

この緊急反応は

「闘争か逃走:ファイト オア フライト」

なんていわれます。


例えば、

お散歩中にばったり熊さんに出会ったとします。

そのとき私たちは恐らく、2つの選択肢を迫られるのではないかと思われます。

戦うか、逃げるかです。

(他にもムツゴロウさんバリに手なずけて

「仲良くなる」って選択肢もありますが、

あのムツゴロウさんでも、うっかりトラさんに小指を

かじり獲られてしまったことを考えると、

あまり簡単な選択肢ではなさそうです。

※話は逸れますが、子供のころ大人になったら北海道にあるというムツゴロウ王国に

就職したいと真剣に考えていたころがありました。

そんなぁ~

時代もぉ~

あぁったねとぉ~

なんつって

ま、この話には関係ないですけど…)


逃げるにしても、戦うにしても

身体は激しい運動を強いられることになるでしょう。

この時、交感神経は、きたるべき「闘争・逃走」に備え

心臓などの循環器の働きを高め、これから働く筋肉(骨格筋)へ

血液をたくさん送ります。


怪我を負うこともあるでしょうから、止血に関する血液中の要素も

その反応を高めます。

傷口から入るであろう雑菌へ対抗する免疫細胞たちも

活発に働き出します。


いっぽうで消化にかかわる器官への血液供給は抑えます。

同時に消化や排泄といった働きも抑えます。

つまり、膀胱においては

尿を排泄する機能は抑えられるということです。


だって、「熊に襲われる」といった緊急時に

『あ、おしっこ』

なんてもたもたしてたら「ぱくッ」っといかれちゃいますからね。


交感神経は、膀胱を弛緩させ容量を増し、膀胱の出口にある括約筋を引き締めます。

つまり、おしっこが貯めやすい状況を整えるのです。


で、ここからが山場。

ここに「紙おむつ」がどう絡むのかともうしますと





と?






あ、もうこんな時間だ(汗)

早く帰って発泡酒飲まなきゃ


続きは後日

おすすめ動画