好奇心を持つ

2011年11月15日 | よもやま話
講義をしていると、色んな質問を受けます。

質問の内容は、基本的なことから穿ったものまで様々です。

時に、『…?』な質問もありますが、

おおむね、講義の流れで沸々と湧き上がる「好奇心」からの質問です。

こうした強い興味に裏付けられた「好奇心」を持つことって大切だと思います。

経験上、それらは技術者としての成長の糧となってくれるからです。


ちなみに、ふっと思いついただけの「質問」と「好奇心」から発せられる「質問」には

大きな隔たりがあるように思います。

「興味」と「好奇心」が重なっている場合、

「ひょっとして」「もしかしたら」と

質問した時にはすでに、自分なりの答えを模索しているからです。

その模索する過程を、

私は個人的に大事だと思っているのです。



うちの子も、3~5才の頃には

「あれなーにぃー?」「これなーにー?」「どーしてー?」「なんでー?」

のオンパレードでした。

しかも、投げかけられる疑問があまりに素朴な疑問すぎて、

なんか、ある意味哲学的だったことを思い出します。

でも、一つ一つ丹念に言葉を選んで答えてきました。(たぶん…)

当たり前の物事を、もう一度まっさらな眼で見直す機会になったような気がして

子供に感謝したりしなかったり。


いまでは息子も8歳、

いつまでも「なんで?」「どうして?」ではないのです。

「ねーおとーさん、これなんでこうなるの?」

「ん~、何でだろ? 何でだと思う?」

「ん~、きっとこういうことだと思う。」

なんて、自分で考えることができるようになってきました。

そうこうしている内に、辞書を引くことや本で調べることまで始めだし

好奇心をバネにグングン自分の世界を広げているようです。


頼もしいですね。(はい、親馬鹿です。)


好奇心って、新しい可能性の扉をひらく

「鍵」のようなものなのかもしれませんね。

私も好奇心を忘れずに、日々新たな扉を開き続けたいと、

そう思います。

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