下の動画は四年半前の私が打つスラストの映像です。
今見ると「…。」な出来ですが、「スラスト」のイメージが伝わればと、貼り付けました。
「スラストってなに?」といった方もいらっしゃると思います。
ほんの1分の動画ですので、もしよろしければご覧いただいた上で今日の記事をお読みください。
<スラストテクニック>
ここから始まります↓
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その昔、スラスト(アジャストメントとも言います)が全くできなかったとき、
「スラストは特に必要ないんじゃないでしょうか?」
と、出来ない自分を棚に上げた一言を放った私に先輩は
「出来てから言って下さい。」
と、ぴしゃりと仰られました。
なるほど、確かに。
その後、下手糞なスラストの「まぐれあたり」を切っ掛けに、
スラストテクニックを追いかけるようになりました。
今でも試行錯誤の毎日ですが、
スラストテクニックは私の臨床では欠かせない技法のひとつとなりました。
しかし、思うように使えるまでには大変な時間がかかりました。
あまりにできない時期が長かったので、
『私には才能がないのではないか』
といった迷いも脳裏をかすめましたが、
「彼も人なり、我も人なり」
できる人間がいる以上、自分にできないわけがない。
と、ネチネチと練習を繰り返す日々。
で、今は臨床で使える程度にはなれた、という訳です。
ときおり(スラストに限らず)「自分にこの技は出来ない」と仰る方もおりますが、
大丈夫!
きっと出来るようになります。
徒手医学の技術は時に習得の難しいものもありますが、
出来るまで、コツコツと練習すれば、きっと使えるようになります。
そうそう、
出来るようになるのに、ちょっとしたコツがあるんです。
出来ないんじゃないか?
と考える前に、
どうやったらできるようになるか?
を考えること。
それだけです。
ゴールが遠く感じられた時には、足元を見て、一歩一歩を重ねてみてください。
大丈夫。
きっと出来るようになります。