デスクワーク症候群


勝手に命名しちゃいました。
だって、デスクワークで身体壊す人、多いんだもの…
今日初診の「腱鞘炎」(と病院で診断された)の患者さん。
「腱鞘炎」の他にも、「仕事中に指や腕がシビレだす。」「朝になると手がこわばって動かない」とか、
「頚から腕にかけて鈍く痛む」等など、いろんな症状に悩まされてる。
こういった状態を「胸郭出口症候群」なんていいます。
病院では注射とシップで治療していたとのこと。
ただ、残念ながらはかばかしくない。
で、知人に当院を紹介されたといった経緯です。
紹介大歓迎

さて、治療開始!
って言ってもウチでは、いきなり揉んだりバリバリやったりはしないのです。
「はやく揉んで
」
って不安げな患者さんをよそに、先ずは状態の把握と原因の究明から


身体を調べてみると、神経の反射、皮膚の知覚など、神経の損傷を疑わせる兆候はなく
頚の動きもいい
指を反らせるための腱(伸筋腱)の手首寄りの部分にむくみ(浮腫)と強張り(癒着)があり、
指と手首をそらせる動きに抵抗を加えると、症状が確認できる。
確かに、腱鞘炎の跡がある。
幸い患部に熱感は無いので、炎症は治まっている様子。
つまり、今の痛みは炎症によるものじゃなく、炎症後の強張り(癒着)や、筋の過緊張による痛み。
これなら、手技治療で安心して治療できる
つぎに、患部に無理をかけている原因の究明。
腱鞘炎の原因が、ただの「使いすぎ」ってんじゃ芸がないですもんね
鎖骨を挟んで、首の前や肩口は、腕に行く血管や神経の通り道。
この辺の筋肉が硬くなると、血管や神経を圧迫して様々な症状をおこすんです。
で、この患者さんはどうかと申しますと…
鎖骨の上にある頚の筋肉(斜角筋)を押してみると飛び上がらんばかりに痛がる。
「はっは~ん、ここだな
」
ちなみに、この鎖骨を挟んだ上下の部分を「胸郭出口」とか「胸郭入口」なんていったりするんで、
ここいら辺りの強張りが原因で起こる症状を「胸郭出口症候群」って呼ぶんです。
細かく分けると「斜角筋症候群」「肋鎖症候群」「小胸筋症候群」なんて分類があります。
この方は「斜角筋症候群」ですね。
ここまでくると、だいぶこの患者さんの「痛み」の原因がみえてきました。
腱鞘炎というのは要は使いすぎで起こります。
これ読んでるみなさんも、指を動かすたんびに、腱や腱鞘といった部分に小さな小さな傷が生まれてるんですよ。
でも、身体には機械と違って「自己回復能力」が備わってますから、寝て起きればちゃんと元に戻ってくれます。
この患者さんの場合、前頚部の筋肉が縮みこんで、腕にいく血管を圧迫し、両腕に慢性的な
循環不全を起こしていたために、組織の回復が上手に行えなかったんでしょうね。
治りきらないうちに小さな傷跡が増えていく。
とうとう大きな腫れにつながったと…
となれば、この前頚部の治療も当然外せない。
手先だけ治しても、ちょっと頑張って使うとまた「もとの木阿弥」なんてことになりかねないですから。
僕の治療では、ここまで調べてはじめて本格的に治療開始~~~!となるわけです。
治療後、痛みも落ち着き、治療効果をさらに引き出す「セルフエクササイズ」の練習も済ませ、
さあ、これで一件落着
じゃぁ、ないんだなぁ~~~
「何で肩口が硬くなっちゃうの?」って問題が残ってるじゃないですか!!
でも、
ちと長くなりすぎたので、続きは後日




だって、デスクワークで身体壊す人、多いんだもの…
今日初診の「腱鞘炎」(と病院で診断された)の患者さん。
「腱鞘炎」の他にも、「仕事中に指や腕がシビレだす。」「朝になると手がこわばって動かない」とか、
「頚から腕にかけて鈍く痛む」等など、いろんな症状に悩まされてる。
こういった状態を「胸郭出口症候群」なんていいます。
病院では注射とシップで治療していたとのこと。
ただ、残念ながらはかばかしくない。
で、知人に当院を紹介されたといった経緯です。
紹介大歓迎


さて、治療開始!
って言ってもウチでは、いきなり揉んだりバリバリやったりはしないのです。
「はやく揉んで

って不安げな患者さんをよそに、先ずは状態の把握と原因の究明から



身体を調べてみると、神経の反射、皮膚の知覚など、神経の損傷を疑わせる兆候はなく
頚の動きもいい

指を反らせるための腱(伸筋腱)の手首寄りの部分にむくみ(浮腫)と強張り(癒着)があり、
指と手首をそらせる動きに抵抗を加えると、症状が確認できる。
確かに、腱鞘炎の跡がある。
幸い患部に熱感は無いので、炎症は治まっている様子。
つまり、今の痛みは炎症によるものじゃなく、炎症後の強張り(癒着)や、筋の過緊張による痛み。
これなら、手技治療で安心して治療できる

つぎに、患部に無理をかけている原因の究明。
腱鞘炎の原因が、ただの「使いすぎ」ってんじゃ芸がないですもんね

鎖骨を挟んで、首の前や肩口は、腕に行く血管や神経の通り道。
この辺の筋肉が硬くなると、血管や神経を圧迫して様々な症状をおこすんです。
で、この患者さんはどうかと申しますと…
鎖骨の上にある頚の筋肉(斜角筋)を押してみると飛び上がらんばかりに痛がる。
「はっは~ん、ここだな

ちなみに、この鎖骨を挟んだ上下の部分を「胸郭出口」とか「胸郭入口」なんていったりするんで、
ここいら辺りの強張りが原因で起こる症状を「胸郭出口症候群」って呼ぶんです。
細かく分けると「斜角筋症候群」「肋鎖症候群」「小胸筋症候群」なんて分類があります。
この方は「斜角筋症候群」ですね。
ここまでくると、だいぶこの患者さんの「痛み」の原因がみえてきました。
腱鞘炎というのは要は使いすぎで起こります。
これ読んでるみなさんも、指を動かすたんびに、腱や腱鞘といった部分に小さな小さな傷が生まれてるんですよ。
でも、身体には機械と違って「自己回復能力」が備わってますから、寝て起きればちゃんと元に戻ってくれます。
この患者さんの場合、前頚部の筋肉が縮みこんで、腕にいく血管を圧迫し、両腕に慢性的な
循環不全を起こしていたために、組織の回復が上手に行えなかったんでしょうね。
治りきらないうちに小さな傷跡が増えていく。
とうとう大きな腫れにつながったと…
となれば、この前頚部の治療も当然外せない。
手先だけ治しても、ちょっと頑張って使うとまた「もとの木阿弥」なんてことになりかねないですから。
僕の治療では、ここまで調べてはじめて本格的に治療開始~~~!となるわけです。
治療後、痛みも落ち着き、治療効果をさらに引き出す「セルフエクササイズ」の練習も済ませ、
さあ、これで一件落着
じゃぁ、ないんだなぁ~~~

「何で肩口が硬くなっちゃうの?」って問題が残ってるじゃないですか!!
でも、
ちと長くなりすぎたので、続きは後日
