ぎっくり腰にご用心

2011年02月09日 | 治療の話
このところ「ぎっくり腰:急性腰痛」の相談が増えています。

ギクッ!

となってからでも治療はできますが、回復にはそれなりの時間がかかります。

「強い痛みのために数日から一週間仕事を休まざるを得ない」

といった事態になる前に、手を打っておきたいところです。


このぎっくり腰、病みなれた患者さんにお聞きすると

予兆を感じることがあるといいます。

予兆の多くは

「腰の張りが強くなってきた」

「朝おき抜けは腰がカチカチ」

「不意な動きで小さくも鋭い痛みを感じ出す」

といった症状です。

これは姿勢筋(姿勢を維持する働きの強い筋肉・脊柱起立筋などもその一つ)たちの

「疲労」による症状であろうと思われます。

姿勢筋たちは疲れると「カチコチ」に固まる性質があるんです。

そうすることで「姿勢を維持する」という働きは維持しようとするんですね。

健気ですよね

これらの筋肉が、限界ぎりぎりまで張り詰めた状態で、

不意な刺激(時には「くしゃみ」や「ひゃっくり」でも)を受けたときに

強い痙攣を起こしたり、筋膜などにキズを負ってしまうことがありまして

そうした状態を一般的に「ぎっくり腰」と呼んでいるのですね。


『あっ、きそう!』と予兆が感じられた時点でのケアは

ぎっくり腰の予防効果が期待できます。


最近「ギックリ腰」が増えていますので、お心当たりのある方は

身体のの声を聞き逃さないようご注意ください。

もし怪しいサインを聞き取ったら、一人で悩まずに

お気軽にご相談いただければと存じます。

皆様からのご相談をとよたま手技治療院スタッフ一同

手ぐすね引いて心よりお待ち申し上げます

最新の画像もっと見る

コメントを投稿