Jack has a bat and two balls!
むかし、そんなCMありましたよね。
今日はそんな話です…
私事ではありますが、
昨年の12月にウエイトリフティングに出会いまして、
今年の頭から週一回の練習をチビチビと重ね、
気が付けばもう10ヶ月…
10ヶ月!?
もう10か月かぁ…
の割に成長は遅いなぁ…(-"-)
ま、それは置いといて…
コーチのフォームや指示の意味を、自身のフィールドに置き換えつつ咀嚼して
徐々に「見えてきた」感じの今日この頃。
しかし!
見えてきたが故の大きな壁に直面!(゜Д゜;)
壁はバーを引き上げるセカンドプルというフェーズで立ちはだかる。
←この瞬間
下肢の、とりわけ股関節の爆発的な伸展動作によってバーベルを一気に跳ね上げるその刹那、
どういうわけかバーが私のバットをも跳ね上げる…
いや、跳ね上げるなんて生易しいものではない。
まるでシェーバーのCMのように根こそぎこそげ取ってゆく。
そんな時、僕は周囲の女性の眼に気を配り、
何か哲学的な思索に耽っている呈を装って耐えている…
が、内心、のたうち回らんばかりの痛みに悶絶している。
…おかしい。(-"-)
何が違うのだろうか?
師匠たちは恥骨の数センチ下方にバーが通過するところから一気に股関節の伸展を開放しているはずだ!
何がいけないのか?
何が足りないのか?
ようやく見えたと思っていたのに、また霧に包まれた気分だ。
仕方がないので股間にバーが当たらないように、
ちょっと早めのタイミングで股関節の伸展を入れてみる。
すると「深剃り」せずに挙げることはできる。
でも、上体で煽った醜いフォームの出来上がり…
すかさずジムメイトのファイヤーマンT君が
「それ、上半身の力に頼ってますよ!脚で挙げましょう!脚で!」
と、カモシカの様に逞しい脚をプリプリさせて指摘する。
ありがとう!
君の一言で目が覚めたよ!
ビビってたよ、オレ。
君は消防士だが、僕のハートに火をつけたね!
ありがとう!!
もう恐れはしまい!
フンっ!!
ブリンッ!
………Nooooooooo …orz
やっぱ悶絶。
そこへ平岡師範登場!
↑向かって右が平岡勇輝選手
なかなか聞き辛い話ではあるが背に腹は代えられず、
思い切って相談してみることに。
私「あのぅ、セカンドプルの時にち○○引っ掛けちゃうんですけど…
何が悪いんでしょうか?モジモジ(;´Д`)」
平岡「あ、ひっかけますよ!(・ω・)」
私「え…(゜Д゜;)」
そんな「安心してください。はいてますよ!」的な返しが待っていようとは…
平岡「どうしても引っ掛けちゃうことってあるので、僕らはスパッツでこう下に…モゾモゾ」
私「なるほどぉ~(◎_◎;)」
平岡「黒人の選手なんて試合中によく悶絶してますよ。笑」
私「あ、腿に固定するベルトとかあるらしいですね!」
平岡「え!?ホントですか?」
以下下ネタ…
なるほど!
引っかかるもんなんだ!
あ~よかった
じゃなくて…
「あまりに頻度が多いってのはやっぱりおかしいよ。」
と、いうことで見ていただくと、
「セカンドプルで伸びあがり過ぎている」とのご指摘。
もっとシャープに「バンッ!!!」と行くべし!との回答を頂く。
その後、あまりのドン臭さにキース師範登場。
指示を受けつつ練習すると
おっ!?いい感じ!?
なのが混ざるようになる。
でも、どうにもこうにもしっくりこない…(ノД`)・゜・。
でも、そこは練習あるのみ!
ってことで頑張るいつものパターン。
で、そろそろ手の豆が破れてきたので止めようか…と思った刹那
ジムメイトの「気も優しくて力持ち」Kさんの一言。
「もっと胸張りましょう!」
毎度、Kさんには助けられる。(*´Д`*)
ん、いや、みんなに助けられてるな(T_T)アリガトウ
Kさんいわく、肩のポジションに問題があるとのこと。
なるほど!
その一言で、いろんなモヤモヤがスッと晴れる感じがしました。
そうか!
肩が引けてないからバーの位置が下がるんだ!
バーが下がるから上体で煽ろうとするんだ!
必要以上に股間を突き出す形になる上に、遅れてバーが股間を通過する
だから「深剃り」になるんだ!
しっくりと腑に落ちるこの感覚。
治療で病態を見抜いたときと同じ感覚です。
胸が張れていない=肩甲骨が外転している→バーの高さが下がる
そのまま引き上げると「深剃り」チーン(ノД`)・゜・。
胸を張る=肩甲骨を内転させる→バーの高さが上がってくる。
そこから挙げると無事にBATと通過「安心してください!」
Kさんに言われた通り肩甲骨をしっかりと締めるようにしたところ、
深剃りの危険を避けることができるようになりました。
ただ、
K「あとは腕の力が抜けたらいいね(;^ω^)」
とのおまけ付き。(^^;)
僕はまだ肩甲間部を閉めるのに共働筋の緊張が抜けない(抜くことができない)ようです。
これにはまだ肩甲間部の筋の強化(筋力と神経による支配の向上)が必要です。
うん、もっと懸垂しよう!
と、そんな感じでまだまだ先は長いようですが、
また一つ成長することができました!
めでたしめでたし!
次は何に気付くことができるのか楽しみです!
つづく(と、思う)