残念なAさんと残念な私による残念な時間|事業再開枠の注意点

2021年02月03日 | よもやま話

2/1の月曜日の休院日

コロナ補助事業(コロナ特別対応型持続化補助金と事業再開枠)の手続きで

延び延びになっていた動画制作にようやく手が届いたと思ったその刹那、

不意に電話の着信を告げるスマホ。

嫌な予感が脳裏を走る…

 

恐る恐る出てみると、電話の主は日本商工会のAと名乗る女性。

つい先日、消毒衛生管理費用の助成金(事業再開枠といいます)の再提出をした直後だったのですが、

再度、修正が必要とのこと。

予感的中…

 

『おかしいなぁ…言われたとおりに書き直したんだけど…計算が違ってたのかな?』

といぶかしく思いつつAさんの指摘に耳を傾けると、どうもそうではないようす。

勘定科目が間違っているから訂正してくれということのようなのですが、

その訂正内容は前回の指示では全く指摘のなかったところなんです。

なんでも、院内消毒用の塩素剤の勘定科目は「消毒費用」ではなく「清掃費用」に入れなきゃいけないとのこと。

へ?

コロナウイルスを消毒するためにドアノブやら床やらに噴霧して拭いて回ってるのに、消毒ではなく清掃費用なの?

思わず二度見ならぬ二度聞きしてしまいました。

なんとも不思議な文脈にポッカンな私。

加えて前回の指示にはなかった新たな項目での修正を迫られるこの理不尽な状況に

「えっと…先日Wさんにご指示通りに修正したんですが、前回の指示に漏れがあったということでしょうか?」

とチクリ。

「漏れと申しましょうかゴニョゴニョ…」

Aさん、だいぶ言いづらそう。

大悟Wさんの後始末を押し付けられちゃった感が強く匂ってきて、なんだか気の毒になってきます。

ただ、WさんとちがってAさんは普通に会話ができそうです。

日本商工会には電話をしてもまずつながりません。(2H電話をかけ続けてもつながるかどうかは五分五分です。これホント。)

せっかくの機会なので気になっていた質問を投げてみました。

質問1:パルスオキシメーター(血中酸素濃度の計測器)は本当に感染拡大予防の経費対象外なのか?

Wさんはパルスオキシメーターが何なのかわからないまま

「用例にないのでぇ~TE・KI・YOU・GAI!?うふふッ♪」

とおっしゃられていたのでこれはハッキリさせておかなくてはならないなと。

これ治療業界の先生は計上してしまう人多いと思うんですよね…

 

質問2:日本商工会の作業が遅延したことで支給決定が遅れ、その影響で補助金の運用期間も大幅に削られてしまったわけだが支給期間を延長することは検討しないのか?

普通なら8か月の期間利用できたはずが残り3か月にまでずれ込んでしまったため、

アルコールなど消毒関連の消耗品が3月末に使いきれる分までしか買えないなど

制度利用の制約が大きくなってしまっています。

さすがに利用期間延長の救済措置があっても良くないだろうか?

という主張

 

質問1の回答

「確かに各自治体では無症候感染者に急性転化の察知のためにパルスオキシメーターの保有を推奨しており、医療機関でも感染拡大予防の観点から利用が広がっているようだが、手引書の用例にないのでNG」

とのこと。

確かに用例にはないのかもしれないけれど、

手引き書にも用例にないものは施策の意図に沿ったものであれば相談のうえ計上できると書いてある。

だから、「用例に乗っていないのでダメ」というのは除外理由として整合性を欠いています。

つまり回答になってない。

パルスオキシメーターを適用としないならば感染拡大防止に役立たない理由を挙げていただかないと…

でも、頑なに「用例に乗っていないので」と繰り返すAさん。

かみ合うことのない会話に、ため息しか出ませんでした。

ブルータス、お前もか…

ご同業の皆さん!

事業再開枠、パルスオキシメーターは適応外ですのでご注意を!!

※それから、診察着や患者さんの着替えを洗うのに使った漂白剤や洗剤が計上できるってのもガセですから気を付けて!

あと、エアコンの内部洗浄も除外です!(あくまで事務所や院内の消毒を外注した費用だけが対象だそうです。)

でも、間抜けな話ですが洗濯物をクリーニングに出した場合はOK。

うちはポロシャツとジャージで治療してます。

で、患者様にはユニクロの部屋着?を施術用の着替えに使ってもらってますから、

それらをクリーニング屋さんに出したらその分の費用は満額OKってことだそうです(*´ω`)クリーニングヤサンニガイチュウスレバイイジャン♪

いや、コロナになってから患者さん毎に着替えしてんのよ!?

でもって患者さんの着替えも併せてどんだけ毎日洗濯すると思ってんのよ!?(;´∀`)

そんなん毎日クリーニング屋さんに持ってって持って帰ってって…

非効率にもほどがあるわ!!Σ(゚Д゚)

と心の中で突っ込む私…

一瞬そうしてやろうかと、ほの暗い感情が首をもたげもしましたけど、

みんなの税金、そんな無駄な使い方できないよ…(;´Д`)

なんかロボットと話してるみたい。

練馬の商工会の人はそんなことないのにね…

 

質問2の回答

「日本商工会にはその権限はない」とのこと。

そりゃそうだ。

知ってる。

では、どこにいえばいいのかと聞いてみたけれど、はっきりした答えはありませんでした。

経産省でしょうかね?

でも、現場の声を聴いているのは商工会のはずです。

施策を実効性のあるものとするために「こんな不具合が生じています」と報告したほうが良いのではないでしょうか?

と伝えはしたのですが…

ま、んなことはしないでしょうね(^_^;)

 

質問が空振りに終わったところで「今週中に再提出しろ」と仰せつかって通話終了。

横でやり取りを聞いていた連れ合いに

「ご担当者さまのミスでまたまた申請のし直しだ…」

と愚痴を一つ。

「そんなの嫌がらせしてるに決まってんじゃん(笑)

 さっさと用件だけ聞いて切りなさいよ。

 まともに取り合ってぇ

 人生浪費してるよ!?(´-ω-`)バカナノ?」

と連れ合い。

確かに時間の浪費以外の何物でもない。(*´Д`)ア~!ホンマヤァ~

貴重な休日に、残念なAさんと残念な私による残念な時間がただ流れただけでした。

リバーランズスルーイット。

なるほどね、僕が間抜けなだけでした。

残念!

-FIN-



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