目標はまだ先にある
歯科医院に行っていた。昨日の午後のことである。知人に紹介していただいた歯科医院である。以来、ずっと行っている。歯の手入れのためである。3ヶ月に一度のわりで行っている。ちなみに、虫歯は一本もない。20代の時に、一本抜糸して以来、全部自分の歯が残っている。差し歯も入れ歯も全く無いのが、唯一の自慢である。それしかないのである。自慢できるようなものが。
髪の毛はまったくないし、後頭部にチョロチョロとある程度である。そうなのである。ジョセイとは縁もゆかりもないっていう寸法である。モテ期なんて経験したこともない。だから、恋愛小説とか、渡辺淳一センセの書いたようなおどろおどろしい不倫小説なんぞ、ばかばかしくて読む気もしない(って・・実は読んだけど)。村上春樹もそう。ハラが立ってゴミ箱に投げ捨てたこともある。なにが愛だの恋だのいい気になりやがってという、モテないオトコの僻みでしかないのだが。笑っちまうな。まったく。
いや、話は歯科のことである。
毎回ながら歯科衛生士というのか、名称はよくわからないのだけれども、実に上手なのである。むせるのがたまに傷で、これは私の呼吸法が悪い。どうしても歯の方に意識がいってしまって、鼻呼吸をするのを忘れてしまう。非常に少ない量ながら、水がシューっと出ているから、むせてしまうのである。
昨日も何度か、中断してしまった。そのたびに
「大丈夫ですか」
と優しく云ってくださるのである。
こんなに優しくしていただいたことは、これまでの人生でまったくなかったから、感激していたのである。そして、クチをクチュクチュしてからまた手入れをしていただく。これの繰り返しである。
よくもまぁ、こんなキタナイじじいを面倒見てくださるものである。ありがたくて涙が出る。もっとも涙は、むせたから出たのかどうかよくわからないのだけれども。
さらに、一度だけ拙ブログにちょっと書いたことがあるが、外部協力者として関わっている大学がある。在籍大学、講師(非)として勤務させていただいている大学、と都合3つに関わっている。中身は書けないし、書くつもりもない。このブログは在籍大学だけをピックアップして書いているから、それだけを専門としているように誤解されているらしいが、そうでもないのである。塾にも関わっているので、こちらも専業でやっているように思われているけど、それもただのアルバイトでしかない。
で、つまりなにを書きたいのかというと、歯科関係の大学であるからである。3つめは。だから興味があるのである。歯科医院に。ま、それだけである。歯科関係の職業もよく知らないのであるからたいしたことはない。
看護師の仕事もよく知らない。知らなかった。先月まで。相変わらず、看護婦さんと呼んでしまったし、婦長さんと云ってしまった。師長とお呼びするらしいということも先月初めて知った。間違っていても、知らないのだからしょうが無いということである。まったく恥さらしである。
病気については、まったくあらゆる病気について素人である。というか健康というものに興味を持たなかった。テレビでも健康番組なんて、全く興味が無かった。私は、自分を鉄人だと思っていたらしいのである。病気はオレに関係がないって豪語して、いい気になって酒を飲んでいたのだからしょうが無いバカじじいであったのである。
そんなバカでも漸く目が覚めた。
健康オタクになろうとしている。あらゆる健康番組を録画している。さらにBRDに落として一大健康映像コレクションを作ろうとしている。やる気になったら徹底的である。
そうなのだ。「死にたくないから、生きている」からである。今、しばらくは平気で生きていきたい。
やることがまだまだ残っているではないか。
ゴミ論文も、中断している。先月から。A4でまだ377枚しか書いていない。目標はまだ先にあるのだ。500枚である。500まで行って初めて自己満足できそうな気がする。まだまだである。だから生きていなくちゃしょうが無いのである。やることがあるからである。
そういうことである。そういうこと。
(^_^)ノ””””