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白い装束の物の怪姫がいたのだった
昨日もまた良き日であった。
しかし、今日は朝から雨が降っている。
いつも散歩に行っているのだが、晴れていないと行きにくい。そりゃそうだ。大雨の中を散歩に行く気はしない。だから市営のGymに行っている。体育館もメインと、サブと二つあってさすがに居住地の政治家は凄い。東洋一の大病院を経営しているし、千葉県の主要施設が重点的に居住地にある。大図書館もある。これが一番ありがたい。文化会館もある。むろん県立である。
よほど優秀なプランナーがいるのだろう。居住地のお役人様には。私のような一般大衆は、おかげで実にありがたい余生を送らせていただいているからだ。
ありがたいというと、昨日、古女房ドノに家の掃除をするからと追い出された。追い出されたから、仕方がないので、散歩に出かけた。
いつも参拝しているカコチャン神社を経由して、あちこちフラフラと行く。
そして、いつもどおりカコチャン神社についた。鳥居のところではっとなった。本殿に、なにかいるのである。物の怪がいると思った。ぼーっとしている。白い。動かない。ありゃりゃと思った。
だまされたかと思った。狐はいないはずだが、とも思った。
突然、ポニョかもしれないと思った。なんでか。最近ファンタジーにはまっているからである。昨日の晩も、塾から帰ってきて風呂の中で「ファンタジーエン 秘密の図書館」(ラルフ・イーザウ著 SoftBank creative)というのを読み始めて面白くて止められなかったからである。こういうのは風呂の中限定で読むにかぎる。なぜか。仕事にならないからである。楽しくて、面白くて、真面目に読んでいたら仕事の邪魔になる。
と、ここまで書いて、「オレには仕事なんてなかったんだ」と気がついた。だからいつ読んでもいいのだ。関係ないのだ。古女房ドノに追い出されるまで、家の中で好きなだけ読んでいればいいのである。そういうことである。やっと取得できた老後の自由である。満喫するしかやることがないからである。
話を元に戻そう。
物の怪である。
神社の。
おっかなかったけど、毎日参拝しているから習慣になっている。習慣だから、本殿に近寄っていった。恐る恐るである。いつでも逃げ出せるように、つま先立ちで近寄っていった。鳥居から本殿まで距離はある。小さな神社であるが、格式は高いのだそうだ。聞いた話では。
そしたら大笑いした。(心の中で)
なんと神主になりたてホヤホヤのカコチャンそのものであったのである。
祝詞をあげていた。むろん私からは後ろ姿しか見えない。つまり神様の方を見ておられる。神主様は。
しばらく私のハゲアタマを下げて、拝聴していた。ありがたいものである。神主様が直接私のような基地外爺をお導きくださっているのである。
物の怪ならぬ神主様である。
こんなありがたい経験はまたとない。
白い装束で袴をはいておられた。
最後になって、ぷっと吹き出しそうになった。なぜなら、カコチャン様、正座をしていたので瞬間であったが、ヨロッとなったのである。全部後ろから拝見していたから、間違いない。祝詞を上げておられるのだから声をかけるわけにもいかない。
当たり前である。
失礼である。さらに神様に怒られる。神様に怒られるのは、古女房ドノだけで結構である。古女房ドノも「家のカミさん」というではないか。昔から。女房は、「カミさん」でありまするよん。(^_^)
で、朝のオツトメが終わったらしいから、お声をおかけした。
「おはようございます」と。
そしたら、神主様、じっとこちらを凝視して、「え?」となった。誰だかわからなかったらしい。ちなみに、神主様は、古女房ドノの高校同級生である(ちなみに女子校)。だから私の家にもお茶を飲みにいらっしゃる。たまには、二人でドライブにも行っているくらい親しいのである。
「ネコかと思った」のだそうだ。
だったら、化け猫ではないか。アタマの禿げた。キタナイというメーカーのジャージを着た。わはははっはははである。わははは。
「失礼します」と申し上げて、それからいつものとおりのコースを歩きに出かけた。
なんだか身体が軽かった。
ルンルンである。
楽しい物の怪であったですな。
まったく。
午後は、Gymに寄ってから、退学した大学がやっている中国語講座に行った。片道1時間近くクルマでかかる。こちらも楽しみにしている講座である。中国語のネイティブの発音が経験できる。英語と違って、まるっきり別世界の言語であるから、実に難しい。難しいけど、こういう機会でもないとなかなか体験できない。しかも格安である。全講座で3000円である。これはありがたい。実にありがたい。
今年からは、メモも、ノートもとらないで、暗記中心でいくことにした。だからハードである。ハードだが、アタマの鍛錬にはいい。
あ、頭突きの練習ではない。
中身の問題である。
中身。
夜は塾でもって、S高校という進学名門校に進学していった男子生徒と、もう一人の中学二年生の男子と一緒に英語を勉強させていただいた。
それにしても体力が持つ。アタシャ・・・。
ホントに病気になったのであろうかと思うことがある。もっともあれだ。入院したときだって、なんの自覚症状もなかった。医師6人に説得されて、歩けるのに無理矢理クルマ椅子に乗せられて、ICU送りになったんであった。
だから自覚症状がないからといって、安心しているとそれこそ物の怪になっちまうですぜ。
油断大敵でありまするよ。
ご同輩諸君!
(^_^)ノ””””