団塊世代の人生時計

 団塊世代として生きてきた「過去」、「現在」、そして「未来」を、自分自身の人生時計と共に綴り、「自分史」にしてみたい。

医原病(話題)

2008-01-14 18:04:47 | Weblog
               医原病(話題)

                           2008年1月14日(月)

 「医原病」とは、「狭義には一般に医療行為が原因で生じる疾患・・を指す・・」(ウィキペディア)。
 今回の薬害肝炎が正にそうだ。「医療行為」として、フィブリノゲンという血液製剤を投与され、C型肝炎になったのだから。

 ところで、私の母(1911年→1994年)は「B型肝炎」であった。
 死の1年くらい前から派出家政婦の助けを必要としていたが、ある家政婦さんが、(感染の危険があるということで)断ってきた。当時、私は肝炎についての認識も十分なく、ただそういったものかと思っていたが、今回の肝炎訴訟で、多少の知識を得た。

 同じくウィキペディアによると、医原病の歴史として「お産についても・・医師が産婦の膿にまみれた手で次のお産に立会ったので、・・子宮内感染症・・になって死亡する産婦が多数いた。」とある。

 私の母は助産師(当時は「産婆」と言っていた。)をしていたので、B型肝炎の感染ルートは「産婦」からのものと推定されている。こういったものも、「医原病」に含まれると解して差し支えないのだろう。

 政府は、今回の肝炎救済法では救済されない肝炎患者に対しては、「インターフェロン治療を受けるすべてのB型・C型肝炎患者に対し、治療費の一部を公費で負担する助成制度」を設けるということだ。
 しかし、他の患者、例えば、同じくインターフェロンを使う「癌患者」から公費負担の要求が出てきた場合、公平性の観点からどのような理由で「肝炎患者」のみと説明するのであろうか。

 肝炎患者のほとんどが「医原病」であることが、その理由になるのだろうか。

 余談だが、母から私に感染している可能性があるので、最近検査をしてもらった。私にとっても「ひとごと」ではない。

(関連ブログ)2007年12月24日「薬害肝炎訴訟(話題)」
コメント
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