団塊世代の人生時計

 団塊世代として生きてきた「過去」、「現在」、そして「未来」を、自分自身の人生時計と共に綴り、「自分史」にしてみたい。

ニューイヤーオペラコンサート(話題)

2008-01-15 12:26:41 | Weblog
          ニューイヤーオペラコンサート(話題)

                          2008年1月15日(火)

 今年で、第51回というニューイヤーオペラコンサートは、放送当日の2日は息子宅だったため、HDDに録画し、4日に視聴しました。

 私が、FM放送で聴きだしたのは、第12回くらいからでしたが、その頃に較べると、全体に随分レベルが向上したと思います。
 それはそうですよね。チャイコフスキーコンクールで日本人の声楽家が優勝するようになったのですから。
 日本人は、体力的に不利と聞かされていたですから、「技術によるカバー」なのでしょうか。

 一番良かったのは、ボロディンの歌劇「イーゴリ公」から「ダッタン人の踊りと合唱」でした。(踊りは、谷桃子バレー団)

(司会者の解説):ロシアと中央アジアを舞台とした壮大な歴史絵巻、歌劇「イーゴリ公」。
 時は12世紀の中央アジア。ロシアと遊牧民との果てしない闘いが続いていた。
 ロシア軍を指揮するのは英雄イーゴリ公。遊牧民族ダッタン人の指揮をとるのはコンチャック汗(ハン)。圧倒的な戦力を持つダッタン人はやがてイーゴリ公を捕えます。コンチャック汗はイーゴリ公の自由と引き換えに同盟を結ぼうと持ちかけますが、イーゴリ公は、敵の陣地にありながらも、もし自由になったら私はあなたと再び闘うだろうと宣言します。
 そんなイーゴリ公の軍人としての心意気に感服したコンチャック汗は、全軍を挙げてイーゴリ公をもてなし、そこで自らの絶大な力を見せつけます。

 舞台は、合唱を背景に、女奴隷の妖艶な舞いから始まり、兵士達の激しい闘いの舞いへと展開します。イーゴリ公を、「色」と「威嚇」により、籠絡しようとするのです。
 幾度か繰り返す女たちと兵士の舞いに、初めは目をそむけていたイーゴリ公も思わず、ためらいながらも見惚れてしまいます。
 次第に、管弦楽、合唱、踊りが渾然一体となり、めくるめくリズムとテンポにより、クライマックスを迎えます。「我らが汗 コンチャック!!!」

 女性ソロでは、私はソプラノの砂川涼子さんの「私の名はミミ」(プッチーニ歌劇「ボエーム」)が良かったですね。コロラトゥーラソプラノのような派手な感じではなく、少し控え目で女性としての「いじらしさ」を感じて、清楚な感じで・・。
 
 これまで、ニューイヤーオペラコンサートを約40年聞いてきましたが、これからは今までの半分くらいしか聞くことはできないでしょうから、来年以降は大切に聞きたいと思いました。

TVでも「エンドルフィン」が湧出されるのでしょうか。身も心も「ワクワク」しました。

(関連ブログ)2007年12月22日「音楽浴(話題)」
コメント (2)
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