団塊世代の人生時計

 団塊世代として生きてきた「過去」、「現在」、そして「未来」を、自分自身の人生時計と共に綴り、「自分史」にしてみたい。

がら(話題)

2008-01-24 18:42:04 | Weblog
                 がら(話題)

                           2008年1月24日(木)

 「がら」とは、「肉を取った後の鳥の骨」(広辞苑)のことです。

 がらを食べるというのは、おそらく我が家系くらいではないでしょうか。
 我が家は貧乏をしており、がらは安いので、母はそういった食材を上手く使っていました。必要に迫られていたのでしょう。

 母はまず、がらで出汁を採ります。ここまではどこの家庭でも行っていると思いますが、次からが我家のオリジナル。出汁を採った後のがらを砂糖、味醂、酒、醤油で甘辛く煮詰めるのです。(「がら煮」と称します。)しょうが、ニンニク、唐辛子は好みで入れます。もちろん、出汁を採る前の方が美味しい。

 肉が本当に好物の人は知っていると思いますが。肉は骨に付いている部分が旨いのです。がらは正に骨についた肉の宝庫です。手で骨をむしり取ってむしゃぶりついて食べるというイメージです。

 特に旨いのが「首」の部分。この部分は「せせり」と言って焼肉でも食べることができますが、骨についているのを「しゃぶり」ながらが特段の味なのです。

 がらは、最近スーパーでも値段が上がってきました。
 私が知る限りでは、5円という時代がありましたが、最近、あるスーパーでは70円でした。しかし、それでも安いです。

 昨年末に息子の家に滞在したのですが、息子が、がら煮を作っていました。しっかりと、貧乏が伝承していました。

「貧乏は必要の父 必要は発明の母」 ハッハッハ。
コメント (2)
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