クロネコメール便
2015年3月15日(日)
クロネコメール便が、3月末で廃止になります。
・A4版 厚さ1㎝まで 82円
・同 2㎝まで 164円
昨年11月から大いに利用していただけに、残念です。収入が少なくなります。
「収入が少なくなる」とは、このメール便を利用してオークションで売った商品を発送していたため、送料コストが高くなると、その分手取り収入が減るという訳です。
ヤマトのアナウンスでは、「信書を送ってしまった利用者が罰せられる恐れがある」からだということですが、これを間に受けるている人は、マッいないでしょう。もっぱらコストが掛かって割りに合わないからだと言われています。(コンビニのスタッフに、「メイル便がなくなるので楽になりますね」と言ったら、嬉しそうな顔をしていました。コンビニ側も迷惑だったのです。手続きが面倒ですから。)
ヤマトはメール便代替として、「宅急便コンパクト」を始めるとアナウンスしています。これ容器代を含めて659円也からということです。こんなものを、「代替」として発表するとは、ヤマトの経営者は脳味噌がトコロテンになっているのでしょう。(注 「脳味噌がトコロテン」とは、私の最大の軽蔑の言葉です。)
私は深読みとして、宅急便そのものの、値上げの布石ではないかと感じています。というのが、「宅急便コンパクト」3方向(縦・横・高さを足す)で50㎝になるのですが、その料金659円は、現行の宅急便3方向60cmのものより、送り先地域によれば高くなるのです。つまり容量の少ないものの方が高い!という経済原則に反したことになります。もっとも、利用者の方で要領よく安い方を選択するという方法はあるにはあるのですが、「?」な世界に感じます。
一方、ヤマトと猫猿の仲の日本郵便は、4月から新サービス(スマートレター)を開始します。クロネコメール便に似たようなシステムですが、サイズがA5と半分になり、料金は180円と、ヤマトよりほぼ倍程度の感覚です。不思議なことに、これ信書も送ることができるのです。ヤマトいじめと思います。
以上のような、経緯・問題を考慮すると、規制改革が必要と思います。日本郵便の配達部門を独立させ、誰でも(といっても無制限ということではないですが)その利用に参入できるようにすることです。電気の発送電分離から、そのように発想しました。NTTの回線も(勿論条件はあるでしょうが)他社が利用できるようになっています。
日本郵便は、世界にも類を見ないような、配達ネットワークシステムを構築し、高い信頼と共に、国民の通信・物流の需要に対応してきたことは事実です。(配達先が不明の場合は、送り主に送り返してくれますが、郵便局のスタッフの話によると、こんなシステムの国はないだろうとのことでした。私は、最近アメリカに郵便物を送ったのですが、相手の方は住所が変わっていて届いていませんでした。私の所にも戻ってきていません。私が送った物は一体どうなっているのでしょうか?)この日本郵便のシステムは、今後も守る必要があると考えています。
しかし、この良いシステムを、開放すれば、これからもっと発展すると思われる流通システムに一層貢献することになり、利用者の利便が格段に向上すると思われるのです。
注 個人的腹いせの気分が結構出ています。ヤフオクで売れた商品を送るのに、送料コストが増え、収入が減るからです。お金の恨みは、怖いです。