団塊世代の人生時計

 団塊世代として生きてきた「過去」、「現在」、そして「未来」を、自分自身の人生時計と共に綴り、「自分史」にしてみたい。

新年のあいさつ 2018

2018-01-01 07:57:52 | 社会

新年のあいさつ 2018

2018年1月1日(月)

 新年おめでとうございます。

 

 昨年は、総選挙があり、自民党が「圧勝」しました。ただ、これは、小選挙区制という民意を歪める選挙制度によりもたらされたもので、自民党が信任を得たということではありません。

 それにしても、絶妙の解散時期だったと思います。①民進党の分裂、②希望の党という幻想、③北朝鮮の危機。これらの相乗で、権力も想像以上の「勝利」を得たと思ったのではないでしょうか。ひょっとして、安倍自民と小池希望はつるんでいたりして・・。少なくとも、結果的には、私にはそう見えます。

 しかし、一方では、市民連合と立憲野党の共闘という、安倍暴走政権に対峙する勢力が生まれました。戦術的には、共産党が候補者を降ろし、全体として立憲野党が、なんとか踏ん張った結果を残すことができたと思います。今後、明るい展望であります。

 

 私は、今年は、「安倍9条改憲NO!憲法を生かす全国統一署名」に取り組む年にします。

http://kaikenno.com/

 

 安倍内閣は、通常国会に9条発議をする準備をしています。(こりゃ、ヤベー首相ですよ。)安倍氏は、自衛隊を書き込むだけで何ら変わることはない、と言っています。なら、なんで改憲すんの?ということです。嘘の前科があるような方の言うことを信じるほど、私ぁ、だてに歳を取ってはいないのであります。

 嘘の数々ですが、一つだけ例に出すと、森友問題で、「価格交渉はしていない」と宣うておられましたが、これ大嘘だったことが明らかになりました。安倍氏は、官僚が答弁したことで、知らぬ存ぜぬという風を示していますが、それなら、いわゆるグリップが効いていないということで、首相に立つ立場ではないでしょ!

 

 私の祖父(1881生)は、日露戦争(1904~1905)で、敵兵を殺したことが終生トラウマになっていました。私が10歳頃その話を聞いたのですが、祖父は、僧侶にも相談したそうですよ。したら、「殺さなかったら、殺される」と言われたということです。それって、正当化できるのか?と今では思いますです。

 次は孫(17歳、6歳)が戦争に駆り立てられ、殺し殺されることになるのではないかと、どうしても想像してしまいます。戦争は、人を狂気にします。そして、多くの人が死にます。先の「大戦」では、アジアで2000万人、日本で310万人もの人が死にました。2000万という数字を具体的になかなかイメージできないのですが、毎日一人ずつ会うとすると、54,795年かかります。80年生きるとして毎日何人に会えば2000万人になるかというと、計算は省略しますが、548人!

 多くの死者を出し、その痛苦の反省のうえで制定したのが平和憲法です。私は、一人ひとりがこの平和憲法を次代に引き継ぐ責任があると思います。

 

 憲法を変えるという安倍氏ですが、この方平気で憲法違反をしていますね。昨年6月野党は憲法53条の規定に基づき臨時国会の召集を要求しました。内閣は召集する義務がありますが、3か月も棚ざらしにした挙句、開いた途端何も審議することなく解散してしまいました。これは事実上の憲法違反です。

 憲法を守らない方が憲法を変えるって、そりゃ冗句でしょ!などとダジャレを言っている段ではありません。安倍氏は謀略を使ってでも発議に持っていきます。

 

 

 

 

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