触って「聞く」ベートーヴェン
2022年10月10日(月)
耳の聞こえない人の音楽の楽しみ方って、工夫をすればあるんだ!
2019年2月13日の赤旗です。
この記事によると、コントラバスに触って「聞く」と紹介されていますが、「風船を抱えて振動を感じている」ともあります。
風船の方がより幅広い周波数の音を感じると思うんですよね。
地元広島交響楽団は、ファン感謝デーってイベントを1年に1回開いていますが、こういう企画があればgoodと思います。下野竜也マエストロお願いします。
この記事の最後に、「ほら、弦楽器が鳴ると、とてもいい振動を感じる。ベートーヴェンがこうした曲を作ったのは偶然ではない」とあります。
この方はベートーヴェンも聴覚障がいがあり、自らと重ね合わせているのだと思います。
というか・・、皮膚で音を聞いているのかも知れません。
「ヒューマニエンス “皮膚” 0番目の脳」という番組がありました。そこでは、
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「皮膚は音を聞く」というのです。学者によると、「聞こえない超音波成分を豊富に含んだ音を皮膚が聞いているとき、脳の中の報酬系神経回路といって美しさとか快さを生み出すような神経回路があることが分ってきた」ということでした。実験では、同じ音楽で超音波成分を含んだものとそうでないものを聞き比べ、超音波成分を含んだものでは、「身体があたたまる」とか「幸福感が増したような感じ」といった感想がありました。(注「超音波」とは、耳では聞こえない音域です。)