団塊世代の人生時計

 団塊世代として生きてきた「過去」、「現在」、そして「未来」を、自分自身の人生時計と共に綴り、「自分史」にしてみたい。

法と証拠

2021-09-12 11:47:45 | 社会

法と証拠

2021年09月12日(日)

 

 10日のことです。TBSのTV番組で、日本共産党に対し、「共産党はまだ暴力的な革命を党の綱領として廃止していない」と公言した方がおられます。

 

 その方は、「ひるおび」にレギュラーコメンテーターとして出演している八代英輝氏です。

 私はこの番組を視聴していて、「エッ!」と目が点になりましたです。(笑)

 

 共産党が綱領で暴力革命を廃止していないって? 私は、共産党綱領を借りてきて、読みましたですよ。

 

 

 共産党の綱領には、「現行憲法の前文をふくむ全条項をまもり」とありますし、「選挙で多数を得た政党または政党連合が政権を担当する政権交代制は、当然堅持する」とあります。つまり、(暴力ではなく)選挙での政権交代(場合によっては革命)を行うとしているのであります。

 

 八代氏は、裁判官をしていた方です。裁判というと私の稚拙な知識でもまず浮かぶのは「法と証拠」に基づき行われるということであります。裁判官はこのことを叩きこまれるハズであります。綱領のどの部分をもって「暴力革命云々」と言ったのか、その証拠を明らかにする必要があります。何せ、裁判官であった方でありますので。私のような一市井人の発言とは影響力が段違いですよ。

 

 既に、共産党はTBSに抗議していて、TBS側も誤りだと認め、13日の月曜日の同番組で謝罪するとしています。

 私は、TBSが謝罪するだけではなく、八代氏が主体者として謝罪する必要があると思います。且つ、何故「暴力革命を否定していない」と言ったのか、その証拠を提示する義務があると思います。何せ、裁判官であった方でありますので。でなければ、裁判官の職を貶めることになりますですよ。この程度の人物が裁判官だったのかって。

 

 さぁ、八代氏の人間性が、月曜日明らかになります。

 

 

(2021年09月13日追記)

 以下、13日のネット情報です。

 

TBSの情報番組「ひるおび!」は13日、出演者の八代英輝弁護士が10日の放送で日本共産党について発言した内容について、誤りがあったとして謝罪した。

放送では、同局の江藤愛アナウンサーが「先週の放送で野党共闘のテーマを扱っている際に、日本共産党について『まだ暴力的な革命というのを党の要綱として廃止していない』という発言がありました。日本共産党の綱領にそのようなことは書かれていませんでした。訂正しておわびいたします」と謝罪。

その後、八代氏が「先週の私の発言についてですが、私の認識は閣議決定された政府見解に基づいたものでした。一方、日本共産党はそれをたびたび否定していることも合わせて申し上げるべきでした。申し訳ありませんでした」と説明し、「テレビで発言する者として、今後はより正確に、バランスに配慮し言葉に責任を持っていきたいと思います」と述べた。

八代氏は10日の同番組で野党共闘について取り上げた際、「共産党はまだ『暴力的な革命』っていうものを、党の要綱として廃止してませんから」などと発言。これに対して、共産党の志位和夫委員長が「どんな場合でも平和的・合法的に社会変革の事業を進めるということが、日本共産党の一貫した立場です」「『番組としての謝罪と訂正』をきちんと行うことを求めます」などとツイートし、TBSに抗議していた。


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